試練の白ばら

解説

キャスリーン・ノーリス女史作の小説をドロシー・ファーナム女史が改作したものをジュリエン・ジョセフソン氏が脚色し「恋の舞台姿」「恋の浅瀬」等と同じくハリー・ボーモン氏が監督したもので、主役はウォーナー社のスターに昇進した「快走百万哩」「蕃地のロレーン」等出演のパッシー・ルス・ミラー嬢で、相手役は「お前とならば空までも」等出演のアラン・フォレスト氏が演じ、「結婚春秋」等出演のポーリン・ギヤロン嬢、ロックリフ・フェローズ氏、アレック・B・フランシス氏、リディア・ノット婦人等が出演している。

1925年製作/アメリカ
原題または英題:Rose of the World

ストーリー

ローズ・カービーはよにも麗しい処女であった。彼女の恋人ジャック・タルボットは彼女を「世界の薔薇」と呼んで限りない愛を捧げていた。けれども彼の母は富と名のあるタルボット家の嫁には貧乏娘は適しくないといってエディス・ロジャースを伜の嫁に迎えた。心敗れたローズはタルボット工場の支配人クライド・ベンブリッジと愛なき結婚をした。貪欲なクライドはタルボット工場の真の持ち主はローズであると知り結婚したのでそのことを証明する書類を切りに捜索し遂に発見した。その書類を明るみに持ち出すことによってローズは己を棄てた。しかしローズは一旦愛した男を--恐らく今も尚愛している男を谷底に突き落とすようなことをするには忍びなかった。彼女の貪欲な夫は偶然にも工場で不慮の災禍に遭って死んだ。そうしてジャックの我侭放題な妻エディスも何と死んで仕舞ったのである。ジャックはローズを抱いて再び「世界の薔薇」と呼ぶ日が来た。

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