写真の殺人

解説

「嵐の戦勝旗」「麗わしのパリ」のルー・エイヤースと「襤褸と宝石」「撮影所の惨劇」のゲイル・パトリックスが主役を勤める映画で、ジョージ・ハーモン・コックスの原作をジョン・C・モフィットと「愉快なリズム」のシドニー・サルコウが協力脚色し、「悪魔の疾走」「最後の駐屯兵」のチャールズ・バートンが監督にあたり「処女散歩」「春を手さぐる」のテッド・テズラフが撮影したもの。助演者は「丘の彼方へ」のポール・ケリー、「三銃士(1935)」のオンスロウ・スチーヴンス、「カジノ・ド・パリ」のジョイス・コンプトン、「楽天伯爵」のアーネスト・コサート、新人アンソニー・ネイス等である。

1936年製作/アメリカ
原題または英題:Murder with Pictures

ストーリー

弁護士レッドフイールドが殺された夜、新聞写真班のケントと助手のドーンとオクラホマの富豪の娘メグと居合わせたが、下手人も凶器も不明であった。記者のマッグーガンはドーンの写した写真を盗んで、偶然犯人を発見したが何者かに殺された。以前メグの父親はレッドフィールドと石油業者のネイト及びアーチに騙され、石油業に手を出し彼らに財産を奪われたが、アーチが2人を裏切ったので殺された。ネイトは殺人罪として公判に附せられたが、インチキ弁護士レッドフィールドとの弁論で無罪になる。ケントはネイトの子分を追及し、ネイトがアーチを殺したこと、及びその仇を討つためにアーチの兄ジョウがレッドフィールドを殺したことを白状させたが反対にネイトに脅迫され、危ないところを警官が彼を射殺したので助かった。こうして犯人と睨まれたメグの嫌疑も晴れ、ケントと彼女は恋を語る仲となった。

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