劇場公開日 1979年5月5日

料理長殿、ご用心のレビュー・感想・評価

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3.5料理長殿、ご用心

2026年1月24日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

初めて観たのは淀川さん解説のTV「日曜洋画劇場」でですが、当時は特に期待もせずなんとなく観始めたらこれがかなりの掘出しもの的な面白さで、一気に引き込まれて観た記憶が有ります。その後は輸入版DVDを購入したりもしていたのですが、つい先日、国内版のブルーレイが発売され、なんとTV放映時の素晴らしい吹き替え(滝口順平氏によるロバート・モーレイの吹き替えが秀逸!)が収録されていたので、思わず購入してしまいました。
監督があの「ランボー ('82)」や「地獄の7人 ('83)」のテッド・コッチェフで、日本ではアクション映画で知られている人なので、本作のようなロマンチック・コメディ&サスペンスというのがかなり異色な印象を受けますが、実はウエスタンだろうがコメディだろうがジャンルを問わず柔軟に対応出来る監督であったことが、このディスクに収録されているコッチェフ自身が2011年に自作を語った貴重なメイキング・ドキュメンタリーを観ることで分かりました。
ブルガリア生まれの両親が戦前にカナダのトロントに移住し、アマチュアの劇団俳優をしながら、レストランで働き、ウェイター、シェフ、後にレストラン・オーナーとなり、その老舗のレストランは今でも健在な様です。そのような環境で育ち、後にはレストランの副料理長にもなったコッチェフにとって、この作品は知り尽くしているもっとも身近で得意な題材だったようです。
また幼少期の1930年代には両親に連れられて、毎週2本立ての映画を計6本は観ており、特に大好きなジャンルが、スクリューボール・コメディで、ハワード・ホークス監督で、ケーリー・グラント、キャサリーン・ヘップバーン主演の「赤ちゃん教育 ('38)」や同じくケーリー・グラント主演でロザリンド・ラッセル共演の「ヒズ・ガール・フライデー ('40)」等に夢中だった様です。実際、コッチェフ自身も「ヒズ・ガール・フライデー」の基となったベン・ヘクトとチャールズ・マッカーサーによる戯曲「フロント・ページ」を題材にした映画の4回目のリメイク作品である「スイッチング・チャンネル ('88)」をバート・レイノルズ、キャスリーン・ターナー、クリストファー・リーヴ主演で手掛けていることからも、如何にこのジャンルが好きなのかがよく分かります。本作における主演のジョージ・シーガルとジャクリーン・ビセットによる掛け合いは、まさにスクリューボールのノリであり、同じくスクリューボール・コメディ好きのジャクリーンとも意気投合していたことが語られています。
脚本があのオードリー・ヘップバーンとケーリー・グラント主演の「シャレード ('63)」の原作者のピーター・ストーンで、ロマンス、コメディ、サスペンスの絶妙な混合ぶりとして、出来るだけ「シャレード」に近付けることを狙っていたことが分かります。
ロンドン、ベニス、パリ等の一流レストランでの撮影、様々な名店の一流料理を美味しいそうに見える様にフィルムに収めたのは、巨匠スタンリー・キューブリック監督の「時計じかけのオレンジ ('71)」、「バリー・リンドン ('75)」、「シャイニング ('80)」等で有名な撮影監督のジョン・オルコットですが、料理撮影の際も自然光のみで撮影したり、またジャクリーンを美しく撮影する為に、白い傘5〜6本と小さなライト数個のみで、被写界深度を浅くしながら、動き回るジャクリーン嬢に巧みにピントを合わせ続けるという神技的なテクニックを施していたことも分かりました。
一癖も二癖ある各国の一流料理長を演じる名優たち、フィリップ・ノワレ、ジャン=ピエール・カッセル、ジャン・ロシュフォール、ジャック・バルタン、ダニエル・エミルフォック等に加え、ジジ・プロイエッティ、そして「シャレード ('63)」にも出ていたジャック・マラン等の贅沢な競演も見ものです。
そして忘れてはいけないのが、ヘンリー・マンシーニによる素晴らしいスコアの数々。コッチェフ自身、ブレイク・エドワーズ監督作品「ティファニーで朝食を ('61)」「ピンクの豹 ('63)」「パーティ ('68)」を敬愛していること、前記「シャレード」が大好きなことから、この映画のサウンドトラックをマンシーニに依頼したことは必然と言えますが、相変わらず素晴らしいメロディーの数々の中では、特にジャクリーン・ビセット演じる女性料理長ナタシャーのテーマ曲で、ロマンチックで哀愁を帯びていて、一度聴いたら忘れられないマンシーニならでは名曲です。

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ナオイリ

3.50176 主治医よ、ワタシの命があんた次第でなくてよかったよ。

2024年9月5日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

1979年公開
なかなか見る機会がなくてようやく観れましたよ。
ジャクリーンビゼット最盛期(いつまでやねん!)が
未来永劫フイルムに残ることは大賛辞。
当時は専門誌でしか味わえなかったが
ここまであまり美食とは縁遠い苦学生だったので
背景には迫るものはなかったものの
ミステリーとしてもそつなくまとまっていて面白い。
間に挟む英国風の洒落た言葉の応酬もいい。
後年の作になるが「ナイブズアウト」のように肩が張らずに
観れるのはイイ!
70点

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NWFchamp1973

3.5仙台日之出プラザで鑑賞

2024年5月29日
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鑑賞方法:映画館

どんな豪華な料理でも、ジャクリーン・ビセットが1番

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ムーラン

3.0珍妙な味わいのグルメミステリーコメディに舌鼓

2024年2月29日
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鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

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近大

3.0タイトルなし

2019年6月29日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ジャクリーン・ビセットは美味しそうでした。ごちそうさま!

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モーさん

3.0サスペンスコメディ。 名のあるシェフが得意料理に因んで次々と殺され...

2017年4月14日
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サスペンスコメディ。
名のあるシェフが得意料理に因んで次々と殺されて行くコメディ色の強いサスペンスという題材の割に、ビジュアルがとても良い。主演を演じているジャクリーンビセット自体が美人というのもあるが、ファッションから街並みまでとにかくオシャレ。それだけでも見る価値ありな作品。
ストーリーも分かりやすい展開をコメディ強目で描いているので気楽に見られた。

あと、なんといっても邦題がオシャレで、珍しく日本版ポスターもゴージャスさと毒々しさが織り混ざったようなデザインで、料理を全面的に押し出したポスターは日本版のみで凄く良い。

それにしてもジャクリーンビセットに紗かかりすぎて面白い。

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NORIDAR

3.0気軽に

2016年10月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

ジャクリーンビセットがその美しさをブイブイいわせてた時代の映画。
連続殺人事件をコメディーまではいかないぐらいの軽いタッチで描いてます。(これをサスペンス映画としてレビューしてる人がいたけどどうかしてる)
欧州観光映画でもあり米国映画にはないビジュアルが新鮮。女優の美しさや全体の雰囲気をゆるめに楽しむ映画かと。自分はこういう映画大好物です。

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散歩男