劇場公開日 2022年1月7日

「迫りくる濃霧」ザ・フォッグ(1980) kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0迫りくる濃霧

2020年8月25日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 深夜ラジオのDJスティーヴィー・レイ(バーボー)が静かに語る。恐怖映画にはこういった深夜のDJが似合うなぁ。「KAB1340アントニオ・ベイ」というプロモテープもしつこく流れ、いつしか覚えてしまった。

 CGのない時代にこれほど綺麗なホラーを作っていたとは驚きだ。岬を徐々に霧が覆い尽くす光景や死者が登場するシーンは見事な出来映え。そして70年代のホラー・パニック映画では神父がヒーローのように扱われる流れをしっかりと受けている。ストーリー的にはいきなり「教会が安全」という無理な流れ、「6人が死ぬ」という重要な部分が弱い。

 ニックの車にヒッチハイクで乗ったエリザベス(ジェイミー)と式典の準備をするキャシー(ジャネット)は実の母娘なのですね。

kossy