砂漠の怪盗

解説

「鉄腕ジョーンズ」と同じくバック・ジョーンズが主演する西部劇で、「荒馬スモーキィ」の脚色者スチュアート・アンソニーが原作脚色し、「断崖の砲火」のルイ・キングが監督し、「南方の騎士」のテッド・マッコードが撮影している。助演者は「蛇魂」のバーバラ・ベッドフォード、ダグラス・ギルモア等である。

1931年製作/アメリカ
原題または英題:Desert Vengeance

ストーリー

山賊ジムは40マイルの砂漠の中心にある寂れた古い集落スカイフールドの隠れ家を出て港に遊びにいく途中の船で、ヒュウと知り合いになったが、ヒュウは妹に宛てた遺書をジムに託して行方不明になってしまう。ジムはヒュウの妹アンと逢い彼女を恋するようになる。しかしヒュウは生きていて真実は情婦であるアンと共謀してジムから金を巻き上げようとしている事を知り、ジムは怒ったが顔に出さず2人を巧みに誘ってスカイフィールドに伴って行く。ジムの復讐を恐れてヒュウとアンはある夜密かにスカイフィールドを立ち退いたが砂漠の真ん中でヒュウはアンを置き去りにする。後を追ってきたジムはアンを助けて住家に戻ってきた。一方ヒュウは別の山賊の助勢を得てジムを襲撃する。砂漠の真っ直中で両者は相逢い、弾丸の続く限り撃ち合って戦い、多くの山賊どもは傷つき倒れて死んでしまう。僅かに生き残ったジムとアンは過去を精算して更生の第一歩を踏み出すのであった。

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