殺人幻想曲のレビュー・感想・評価
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イマジネーション
1948年の米スクリューボールブラックコメディ
主人公が指揮者なのでオケの練習風景もふんだんに撮影されていて面白かった
(暇なハープ奏者は爪の手入れや編み物なんかしてた)
カーター(ハリソン)はロッシーニ、ワーグナー、チャイコフスキーを指揮しながら自分でも膨らました妻への疑惑の落としどころとして3つのシナリオを頭に描く
(コンサートは大成功)
彼は第1のシナリオを決行してみるが…
ハリソンは左目の視力がほとんど無いらしいのだが
その目のアップからイマジネーションの世界に入ってゆく…
というのもちょっと面白かったです
ブラックコメディで
彼の英国人らしい乾いた高笑いもぴったりでしたが
このブラックさは当時の観客には受けず
(今日では再評価)
公開もハリソンのスキャンダルで延期され
(なんと愛人が自殺?)
スタージェス監督は気の毒でしたね
ハリソンもダーネルも好きですが
(ダーネルはお美しいです)
監督はジェームス・メイソンとジーン・ティアニーも考えていたらしく、そのふたりのも観てみたかったなぁ、なんて思っちゃいました
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