囁きの小径

解説

ジョン・M・スタール氏とベンジャミン・グレイザー氏との書き下ろした台本に基づき、「良人の危険時代」「人妻の危険時代」等と同じくジョン・M・スタール氏の監督した作品である。主役は「惑溺の十字路」「新婚の危機」等主演のエリノアー・ボードマン嬢とコンラッド・ネーゲル氏で、その他にウィリアム・ヘインズ氏、ジョン・ステップリング氏、ユージェニー・フォード嬢等が共演している。ゼンチメンタルな人情劇である。

1926年製作/アメリカ
原題:Memory Lane

ストーリー

ニューイングランドの静かな村に、メリーとジミーとジョーとは仲の良い友達として成人した。ジョーとメリーとはいつしか人眼を忍んで花美しく咲き香る小径を歩くのが習慣と成って居た。そこで2人は幸福な未来を語り合い、楽しい結婚生活の計画を樹てるのであった。しかし彼女の両親はジミーの男らしさを愛して、メリーをジミーと結婚させた。破れた心を抱いてジョーはニューヨークへ去る。1年の後、メリーが赤ん坊を儲けた頃、ジョーはニューヨークで成功して帰って来た。メリーは夫持つ身の、今は娘時代の夢は捨てて居たが、さすがに昔懐しくジョーと思い出の小径を散歩する夢など見るのであった。しかしジミーに招待されて訪れて来たジョーを見た時、彼女の期待は裏切られた。ジョーはメリーを忘れねばこそ、彼女に愛想尽かしをされるよう、故意に気障な様子や態度を示したのである。メリーは夫の頼もしさを改めて知った。2人の幸福な結婚生活を見て、嬉しくも悲しいジョーは、再び故郷をあとにニューヨークへと去って行く。

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