御夫婦円満哲学

解説

「クレイグの妻」「ステラ・ダラス(1937)」のジョン・ボールズが「都会の雷鳴」のルリ・デステ及び「狂恋」「透明光線」のフランセス・ドレイクを相手に主演する映画で、エヴァリー・ストラコッシュ作の大衆小説を「奴隷船」「ガルシアの伝令」のグラディス・レーマンと「化石の森」のデルマー・デイヴスが協力脚色し、「都会の雷鳴」「ルムバ」のマリオン・ガーリングが監督し、「海の魂」「第七天国(1937)」のメリット・B・ガースタッドが撮影した。助演者は「ハイディ」「紅薔薇行進曲」のヘレン・ウェストリー、「新婚道中記」のアレクザンダー・ダーシー、アルバート・デッカー、フランクリン・バングボーン、ジャクリーン・ウェルズ等である。

1937年製作/アメリカ
原題または英題:She Married An Artist

ストーリー

フランスの女流衣装デザイナーであるトニは、アメリカの書家リーの絵に関心を持っていた。何とかして彼の注意を喚起しようとアメリカへ渡った彼女は、リーの好んで使うモデルのサリーはパリの美術界では物笑いの種だと故意に評判をたてた。こんなことからついにリーと近づきになったトニは、やがて親しくなって結婚することになった。新婚旅行は欧州へと決めたが、出帆間際にストライキが起ったので一応2人は帰宅した。ところが夫のリーがモデルのサリーと如何にも親しげにしているのを見て、トニは腹を立てて昔の友人フィリップの許へ走った。しかしふとした間違いから、彼女は衣装室へ閉じこめられたままで一夜を明かし、結局何事もなく翌朝リーの許へ帰って来た。彼女を愛しているリーは、申請のためにサリーを解雇して、その代わりにトニをモデルに絵を描いたが失敗する。リーはこの失敗を取り戻すため、人でシカゴへ行って新しい構想に苦心するが、トニの心はまだ何か釈然としないものがあり、夫の留守の間に離婚訴訟を起こす。リーは驚いてニューヨークへ引帰して来た。そして忠実な老女中マーサの計いで、トニの心もとけて2人は幸福な夫婦生活に入ったのである。

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