午前三時

解説

有名な流行唄を取入れた映画でマン・ペイジ氏の原作をジェラルド・C・ダフィー氏が脚色し、「熱血の薔薇」「パリの秘密」等と同じくケネス・ウェップ氏が監督したもので主役は甞て「東三十九番地」「歓喜の黎明」等に主演したコンスタンフ・ビニー嬢で、相手役は「総舐めバーンズ」等に出演していたリチャード・ソーブ氏で、メアリー・カー夫人、ウィリアム・ノートン・ベイリー氏等が助演している。

1923年製作/アメリカ
原題または英題:Three O'Clock in the Morning

ストーリー

ベティ・ウィンスロープは厳格な父と慈愛深い母との間に出来た一人娘であった。彼女は我が侭育ちの踊り好きで所詮「午前三時」の礼讃者共から女王のように讚美されていた。建築家クレイトンはベティの許婚の男だったが真面目な男でベティのお併をして午前三時までも遊ぶことは彼には非常に辛いことであった。享楽に耽溺するベティに取ってクレイトンの真面目は不満であった。彼女のこの間隙に乗じて魔手を張ったのが好色漢ウォンストロームであった。父は娘の不心得を諌めたが却って彼女は父に反抗して母やクレイトンの制止をも聞かずニューヨークに赴きストロームの援護の下に踊り子と成った。ある日所用あってニューヨークに出て来たクレイトンは自動車にベティを乗せて疾走している中誤って新聞売子を引き倒した罪で罪で入牢の身となった。彼が出獄した時ウィンスロープ家は落ちぶれていた。ベティは亦世の中は思う様に行かないということが良く解った。そして悔悟したベティはクレイトンの腕に抱かれることに依って初めて幸福を感じたのであった。

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