エルム街の悪夢(1984)のレビュー・感想・評価
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縄跳びの数え歌は忘れられない
あの不穏なBGMといい、縄跳びの数え歌といい、始まった瞬間からニヤけてしまう大好きな映画!
ロバート・イングランドの不気味な笑い声にもゾクゾクしますね。
ジョニー・デップの映画デビュー作品でもあるので、初々しいジョニデが見られて得した気分になります。
殺され方も迫力あるし、初めてティナの口から出てくるムカデを見た子供時代には、まさに発狂モン、忘れられないシーンとなって、今でも記憶にこびりついています。
シリーズを重ねる毎につまらなくなってしまいますが、この第一作目はホラー界の名作だと思っています。
夢に出て来たら手遅れ
"エルム街の悪夢" シリーズ第1作。
レンタルDVDで鑑賞(吹替)。
焼け爛れた顔面、黒いハット帽、赤と緑のボーダーのセーター、右手に着けた鉄の爪…もうお分かりでしょう。そう、彼の名はウルヴァリン…違った、フレディ・クルーガー!
戯れはさておき、フレディが夢に出て来たらもう手遅れ。後は殺されるのを待つのみだなんて、なんと云う理不尽か。
そんな脅威に立ち向かう我らが主人公ナンシー。友人たちを次々に殺害され、恋人(若き日のジョニー・デップ!)を血のプールにされたことでいよいよ対決の覚悟を決めました。
フレディを悪夢から引き摺り出し、「ホーム・アローン」ばりの罠を仕掛けて勇敢に立ち向かう姿がとにかくすごい。ドアを開けた瞬間のハンマーは強烈でした。痛そう。
夢と現実の境目が曖昧になる演出が素晴らしい。「今の場面は夢か、それとも現実か?」。結構幻惑されました。
フレディの倒され方が呆気無くて、一瞬何が起こったのか理解出来ませんでしたがその後のラスト・シーンがヤバかった。
ドアに引き摺り込まれたママは明らかに人形だ!(笑)。
※修正(2023/12/27)
リア充殺すべし……慈悲は無い……
有名なホラー映画『エルム街の悪夢』シリーズの第1作目。
夢の中に現れる殺人鬼フレディ・クルーガーの恐怖を描く。
主人公ナンシーの恋人グレン役に、レジェンド俳優ジョニー・デップ。本作で映画初出演を果たす。
狂気の殺人鬼フレディが女はエロチックに、男はサッサと殺していく映画です。
若きジョニー・デップが出演していますが、あまりにも今のイメージと違うので、誰がジョニー・デップ?状態になると思います。
突然現れるフレディには驚かされますが、怖いかといわれると別に…という感じ。現代から見ると、むしろちょっと滑稽に映ってしまいます。
血が大量に吹き出すシーンもありますが、余りにもやりすぎな感じでちょっと面白い。
金髪美女のティナが殺されるシーンは凄惨ですが、ボーイフレンドのロッドの白ブリーフ姿がちょっと面白い。
怖がらせようとするたびに、なんかちょっと面白くなっちゃうのは、一昔前のホラー映画には付き物のようです。
しかし、ナンシーを死体袋に入ったティナが誘う場面は結構怖かった。
血の涙を流しながら口からムカデをだすというベタベタな演出とはいえ結構不気味で、本作で唯一正統的なホラー表現でした。
とにかく今作では主人公のナンシーの周りの人間が鈍感過ぎてイライラさせられます。
両親も分からず屋だしボーイフレンドのジョニー・デップもすぐ寝るし、本当にどうしようもないです。
結局ナンシーが一人でフレディと対決するわけですが、もうこの辺りになってくるとほぼギャグ映画のようで全く怖がらせようともしていません。
『ホーム・アローン』を見ているような気がしてきます。
フレディがめちゃくちゃ弱い上、最後の呆気ないやられ方は肩透かしもいいところです。
とはいえ、ラストシーンの何処からが現実で夢なのかがわからなくなる展開は結構驚かされます。
縄跳びを跳ぶ子供達の不気味さも相まってかなり印象的なラストでした。
ホラー映画だと思ってみると全然怖くないですが、ラスト辺りはめちゃくちゃな展開が続き、バカバカしくて結構楽しかったです。
この後シリーズがどう続いていくのかが気になります(笑)
ロバート・イングランド
最初に登場するのはティナ・グレイ(アマンダ・ワイス)。夢でうなされたことをナンシー(ランゲンカンプ)に相談すると、彼女も同じ男が夢に出てきたという。ロッドが泊まりにきたとき、彼女はまたもや襲われる、しかもベッドの上でのたうち回り、血まみれとなって息絶えたのだ。
ロッドが容疑者として疑われる。ナンシーもティナの家に泊まったことから母親(ブレイクリー)とともに事情聴取に呼ばれる。都合のいいことに彼女の父は警部補(サクソン)。ボーイフレンドのグレンは若きジョニー・デップだ!
ナンシーは授業中居眠りをしてしまうが、ティナの遺体が彼女を呼ぶ・・・そしてフレディ(ロバート・イングランド)に襲われるのだが、自らやけどを負わせて夢から覚めるが、腕にはやけどの痕が残る。入浴シーンも色っぽい。そこでもフレディに襲われるが目を覚ませて危機を回避する。
グレンがナンシーの部屋に忍び込んで、彼女は「夢にうなされてたら起こして」と頼むが、二人とも眠りこけてた。夢の中で襲われていたロッドが心配になり警察署を訪れる二人。しかし、ロッドは首を絞められて死んでいたのだ。葬儀後、両親に相談すると、ナンシーは睡眠障害研究所で検査される。悪夢を見たナンシーの腕には傷が残り、髪の一部は白くなり、フレディの帽子をひったくっていたのだ。
ナンシーは母親から過去のフレディ・クルーガーの話を聞いた。近所の子供たち20人を殺害したフレディを皆でボイラー室にガソリンをまいて焼き殺したという話だ。ナンシーの部屋には鉄格子が取りつけられ、グレンに護衛を頼むことも困難に。家が向かい同士なので、なんとか連絡を取ろうと試みるも、フレディからの電話やら、怖いことの連続。そして眠りこけていたグレンがベッドの中に引きずり込まれて殺されてしまったのだ。大量の血が逆さまに天井へと流れ落ちる凄まじいシーン。
仲間が3人とも死んでしまったため、こうなったら夢の中でフレディと対決するしかないと決心したナンシー。向かいで捜査が続く中、フレディに火を放ち勝ったと思ったナンシー。しかし、これは全て夢だと信じ・・・
最後はちょっとわからないくらい。仲間3人が生きていて、車の中に閉じ込められる。そして母親がフレディに捕まるというエンディング。もしかするとこっちが夢かと思える。全体的に、これは夢か現実か?と思わせるスリリングな展開と、中だるみすることなく映画の中に引きずり込んでくれる作品だと思った。
鉤爪をはじめとするフレディの特徴は 演出が派手過ぎるわけではないの...
鉤爪をはじめとするフレディの特徴は 演出が派手過ぎるわけではないのに、なかなか忘れられないインパクトがあります。金属を引っ掻く音、湯船の中から出てくる鉤爪付きグローブをはめた手、ラストで主人公が乗ってしまったフレディの服と同じ赤と緑の縞デザインのオープンカー。劇中、思っていたほどフレディは頻繁に出てこないのですが、その分1回1回の登場が非常に印象的でした。
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