恋文御用心

解説

エルマー・ハリス氏が製作した映画でウィンストン・ブーヴ氏がエインスリー・マガジンに載せた小説を、ハリス氏自らが脚色し、「偉大なる愛(1921)」「物言わぬ北国より」等と々くウィリアム・ウォーシントン氏が監督した。主役は「紐青狂想曲」「南京豆小僧天空の巻」等出演のパッシー・ルス・ミラー嬢で、ナイルス・ウェルチ氏、アーリン・プレティ嬢、シャノン・ディ嬢、パートラム・グラスビー氏、フリーマン・ウッド氏、ジョージ・ペリオラット氏、などが助演している。

1925年製作/アメリカ
原題または英題:The Girl on the Stairs

ストーリー

ドーラ・シンクレアには、幼い時から何か突きつめた感情に捕らわれると、夢遊病者になる癖があった。ドーラはかつてディック・ウェイクフィールドと親しんでいたが、その後、ディックにはジョウンという妻のある事を知って交わりを絶った。そして彼女は若い弁護士で彼女とは恋仲のフランクリン・ファレルと結婚しようと思った。が、その結婚の障害になるのは、昔彼女がディックに送った恋文であった。で彼女はディックの家で水泳の会が催された時、その恋文を取り返しに出席した。が、その恋文と引き換えにディックが卑しい条件を持だしたので彼女は目的を達する事が出来なかった。一方、この会に出席したポルトガル人の夫妻があった。夫はホセといって嫉妬深い男で、妻はマヌエラといって美しかった。マヌエラはディックと懇ろにしていた。ジョウンは、集会で夫が他の女と親しくしているのを見て、侮辱を感じ生家へ帰ってしまった。その夜の事であった。ドーラは夢遊病に襲われた。もし何人かその夜の彼女の行動を見張っているものがあったとしたなら次の如きものをみたであろうードーラはディックの邸へ入って行った、やがて彼女は階段を降りて行った、それから我が家へ帰って床へ着いた、のを。翌朝、ジョウンが我が家へ帰ると、夫ディックが何人かに背中を短剣で突かれて新でいるのを見出した。そして傍らにはドーラから送られた恋文が落ちていた。ために殺人の嫌疑はドーラにかけられた。彼女は昨夜の事は何一つ記憶してはいなかった。が、証拠物件は彼女の有罪を物語っている。裁判になるとフランクリンは懸命にドーラを助けようと試みた。そして彼女に夢遊病の性癖があるのを知って、その道の大家プールジェ博士の出廷を求めた。博士はドーラを催眠術によって凶行当夜の彼女にとした。そして彼女の夢遊病者としての行動から真の犯人は発見せられた。それはホセ・サルメントであった。かくて疑い晴れた身のドーラはフランクリンと相抱いた。

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