恋に生きる者

解説

マデリーン・ルスヴェン女史の原作、ジョセフィン・ラヴェット女史の脚色で「富に群がる者」「ミニー」等と同じくマーシャル・ニーラン氏の監督したもの。主役は「愚か者の楽園」「土曜日の夜」等出演のコンラッド・ネーゲル氏「富に群がる者」「懐中懐かし」等に出演の最近死んだルシル・リクセン嬢で、その他にチャーリーの兄シドニー・チャップリン氏や「ターザン」で有名なエルモ・リンカーン氏等が共演する。シベリアを背景のロマンスである。

1923年製作/アメリカ
原題または英題:The Rendezous

ストーリー

ロシアの皇族セルギイ・タミロフ公爵は花嫁のヴァルヴァラ姫と共にシベリアへ流された。寒気のためにヴァルヴァラは赤児ヴェラを残して世を去った。公爵は亡妻の為に祠を立ててその冥福を祈っていたが、やがて官憲の壓迫に耐えかねて漂泊の旅に上がった。ヴェラは親切なレシリイに育てられて美しい乙女になった。米国のウォルター・スタンフォード中尉はヴェラと恋に陥ち、彼女の母の祠の傍で2人の恋は囁かれた。ウォルターに帰国の命令が来たので彼はヴェラを友達なる英国の兵士ウィンスキーに頼んで再会を誓って米国へ帰った。ウォルターが母と共に再びシベリアへ来た時、、ヴェラは強制的に兇猛なコサックの兵士ジュアンの妻にされ虐待を受けていたが、ウォルターの計らいでその結婚を無効ならしめた。ヴェラとウォルターとは母の祠へ分かれを告げに来たが、復讐の念に燃えたジュアンはその祠の内に身を潜めていた。ヴェラは斯くと知らず祠に錠をおろしたので、そのままジュアンは閉じこめられて終わった。2人は米国へ幸福を求めて去った。批評ー大部分の観客を尉御炉古葉競る映画で、全編ロマンスと喜劇と緊張に満たされている。(ニウス誌フランク・エリオット氏)

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