決闘の断崖
劇場公開日:1951年6月15日
解説
カール・ヒットルマンが製作し小品西部劇専門のレイ・テイラーが監督した1948年作品。脚本はベティ・バーブリッジと製作者ヒットルマンの共同。撮影アーネスト・ミラー、音楽監督のアルバート・グラッサーは、「アリゾナ無宿」と同じ。主演はリチャード・アーレン「つばさ」、パトリシア・モリソン「ターザンの怒り」、メリイ・ベス・ヒューズで、クリス・ピン・マーティン「駅馬車(1939)」、ジェイムズ・ミリカン、リード・ハドレーらが助演。他に馬のハイランド・デイル号。
1948年製作/アメリカ
原題または英題:The Return of Wildfire
配給:東宝洋画部
劇場公開日:1951年6月15日
ストーリー
マアロウの牧場の黒毛の種馬「野火号」は、ある日柵を破って、牝馬の群れを連れ去った。後を追ったマアロウは、賭博場の経営者マアティン・クイン(リード・ハドレー)に負債を持つケラア(ジェームズ・ミリカン)のため殺され、ケラアはマアロウの娘ジュディ(メアリー・ベス・ヒュウズ)を説得して馬をクインに売らせようとした。ジュディは、牧童ドオブ(リチャード・アレン)と姉パット(パトリシア・モリソン)との間を嫉妬していたので、その腹いせに独断でこの取り引きを承諾したがドオブは怒って去っていった。しかしマアロウ姉妹は父が生前、すでに馬を他人に売った証拠の書類を発見し、ドオブの後を追い、クインとの契約破棄のため、彼の助力を請うた。ドオブとマアロウ姉妹は、野火号の連れ去った牝馬の群れを、クイン一味の妨害に合いながら連れ戻したが、クイン一味は再びマアロウの馬を追放せんと牧場を襲い成功して引き揚げた後にドオブが来て、野火号の仕業と思い後を追った。一方、これまた野火号捕獲に向かったケラアは、烈しい格闘の末、かえって野火号に踏み殺された。しかし野火号はクインの銃弾に傷つき、折から馬を追って来たドオブはクインと峻険な断崖に激烈な撃ち合いを演じ、遂にクインを倒した。ドオブとパットは新生活に出発する。
スタッフ・キャスト
- 監督
- レイ・テイラー
- 脚本
- ベティ・バーブリッジ
- カール・K・ヒットルマン
- 製作
- カール・K・ヒットルマン
- 撮影
- アーネスト・ミラー
- 音楽監督
- アルバート・グラッサー