久遠の微笑

解説

アレン・ラングドン・マーティン原作の舞台劇をジェームズ・アシュモア・クリールマンとシドニー・A・フランクリンとが脚色し、「結婚とは」「無宿の侠漢」等と同じくフランクリンが監督した。主役は「不滅の情火」で名声を挙げたノーマ・タルマッジで、対手は「影に怖えて」等出演のハリソン・フォードと、「鉄拳の治る国」等出演のウィンダム・スタンディングとである。堂々たる大作品、美しいロマンスとして期待すべきものである。

1922年製作/アメリカ
原題または英題:Smilin' Through

ストーリー

十数年前のそは美しき夕べであった。ジョン・カータレットがムーニーンという美しき娘との結婚は今宵に迫り、招かれし客は庭に集い人々の笑い興じる声は幸福な空気を漂わせていた。ムーニーンを想っていたジェレミア・ウェインは、遂げられぬ恋に心狂ったが、ジョンを狙撃したが、ムーニーンは彼の身をかばってその弾に死んだ。ジョンはそれからの長の月日を、ムーニーンの姪キャスリーンの生長を唯一の慰めに淋しい生活を送っていた。彼女が18歳の誕生日が過ぎてからの1日、キャスリーンは彼にケニス・ウェインという青年を自分の恋人であるとて紹介した。彼こそはジェレミアの息子なのであったが、ジョンが2人の仲を許さぬ事は言うまでもなかった。世界大戦が始まった時ケニスは出征した。4年の間キャスリーンは一心に彼が無事に帰る日を待っていた。しかし帰って来たケネスは負傷していたので、我が身はキャスリーンの恋の対照となる資格がないと諦めて、その旨を彼女に語ったので、彼女は彼には外に恋人でもあるのだと思い、微笑絶えぬ彼女の頬に、悲しみの涙が光ったのであった。しかし、愛は最後の勝利者である。若人2人が喜びに輝く日が回り来た。永遠にキャスリーンの頬からは微笑の影が消えないであろう。

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