機関銃を捨てろ
劇場公開日:1961年7月28日
解説
禁酒法時代のアメリカを舞台にしたギャング映画。製作とシナリオを担当したのはエドワード・シュライバー。監督は「殺人会社」のバート・バラバン。撮影 担当はゲイン・レッシャー。音楽はスツウ・フィリップス。出演しているのは新人ジョン・チャンドラー、ケイ・ダブルディ、ブローク・ヘイワードなど。犯罪学者レオ・リーバーマンの資料が主人公をめぐる考証に使われている。黒白、スタンダードサイズ。1960年作品。
1961年製作/88分/アメリカ
原題または英題:Mad Dog Coll
配給:コロムビア
劇場公開日:1961年7月28日
ストーリー
ニューヨークの貧民街に育ったヴィンセント・コール(ジョン・チャンドラー)は親友ロコとともに残忍な犯罪者として名を売り出していった。ダレル警部はいつか彼を捕らえようとうかがっていたが、なかなか証拠がつかめなかった。地盤を広げていったコールはボス、ダッチ・シュルツの縄張りを奪うことを考えた。ヴァイオリンを学んでいる幼馴染みの娘エリザベスが訪ねてきても、彼はそのヴァイオリン・ケースを機関銃を警官の監視にそらしてもち出すための道具に使うほどの悪辣な男だった。シュルツの縄ばりは次々と彼の手中におさめられていった。シュルツは殺し屋を使って彼を消そうとした。が、殺されたのはコールの子分ラルフィだった。コールを愛している踊り子のクリオ(ケイ・ダブルディ)は彼とロコに正業につくようすすめた。けれど二人にそんな気は少しもなかった。縄ばり争いに決着をつけるためコールは疾走する車中から機関銃でシュルツを殺した。しかしその時通行中の少年二人が流れ弾に当たって死に、市民の攻撃はコールの身辺に集まった。シュルツの子分たちは仇うちのため次々とコールの手下を殺した。そいうしてロコも死んだ。ダレル警部はニューヨーク中に捜査網を張ってコールを追い詰めた。その時分コールは一人で安アパートに隠れていた。コール最後の生き残りの子分ジョーの密告で、そのコールの所在も警察に知れた。コールはマンハッタンのドラッグ・ストアに電話をかけにきて、警官隊に射殺された。
スタッフ・キャスト
- 監督
- バート・バラバン
- 脚色
- エドワード・シュライバー
- 原案
- Leo Lieberman
- 製作
- エドワード・シュライバー
- 撮影
- ゲイン・レシャー
- 美術
- リチャード・シルバート
- 音楽
- スチュー・フィリップス
- 編集
- ラルフ・ローゼンブラム