キッド・ブラザー

解説

「ロイドの福の神」に続くハロルド・ロイド氏主演喜劇で、永らくハル・ローチ撮影所のギャグ・マンたりしテッド・ワイルド氏が監督したもので、対手女優は例によってジョビナ・ラルストン嬢が勤め、ウオルター・ジェームズ氏、コンスタンチン・ロマノフ氏、エデイー・ポーランド氏、ラルフ・イアズリー氏等が助演している。

1927年製作/アメリカ
原題または英題:The Kid Brother

ストーリー

ヒッコリーヴイルのシェリフ、ジム・ヒッコリーは力自慢で彼の粋レオもオリンも、ヒッコリー家の血統を唇かしめぬ腕つ節を持つていたが、末弟のハロルドだけは意気地無しで父や兄たちの面汚しと言われていた。このヒッコリーヴイルに薬売りの行商人の一隊が乗り込んで来た。父親に死なれた孤児のメリー・パワースという美人がその主人で、力持ちのサンドニとファレルという二人の男が彼女の従者で、彼らはちょいとした曲芸を演って人を集め薬を売るのは商売だった。ヒッコリーヴイルに到着した彼らはシェリフの許可を乞うためにヒッコリー家を訪問した。1人背戸に留守番をしていたハロルドは父のシェリフの徽章を胸につけていたのでフアレルは彼をシェリフと見なして交渉し出放題を並べてハロルドをごまかして彼に許可のサインをさせた。後でこのことを知った父はお前が許可したのだから今度は改めて許可を取り消し止めさせて来いとハロルドに命じた。ハロルドが出掛けた時は既に興行が始まっていて結局彼はフアレルにまるめられてしまった。そしてハロルドをいじめて喜んでいるハンクはテントに放火して彼を困らせた。ハロルドはメリーに自分の家に泊まれと勧めた。一方シェリフは怒って24時間内に退去することを命じた。サンドニとフアレルとはそれを恨んで、シエリフが堰の工事用金を保管していると聞きその金を盗んで逃亡した。ハンクの父はシエリフが隠匿したと云って村人を扇動した。2人の兄は金を取り返しに赴いた。メリーに力づけられたハロルドは怪我の功名で金を取り返し父の危難を救った。

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