巨人ターザン

解説

活劇俳優フランク・メリル氏が主演する連続活劇で、エドガー・ライス・バロウズ氏の原作を、アイアン・マクロスキー・ヒース氏が脚色し、「突貫王子」等の活劇や連続物専門のジャック・ネルソン氏が監督したもの。メリル氏の相手役は「猿飛カンター」「街の天使」のナタリー・キングストン嬢で、アル・ファーガソン氏、ロリマー・ジョンストン氏等が助演している。

1928年製作/アメリカ
原題または英題:Tarzan The Mighty

ストーリー

英国貴族の落胤ターザンはアフリカの奥地で生まれ、両親と別れ別れになり類人猿に育てられ、野獣群の中に成人したので、鳥獣の言葉を解し、彼らに慕われていた。難破にあって海賊になっていたブラック・ジョンはある原住民の集落で勢力を得、原住民等の迷信を利用して悪企みをしては私腹を肥していた。ある時ブラックはやはり難破して流れ着いたメエリー・トレヴァーとその弟のボビーとを発見して、ブラックが酋長になっている集落に連れてきて監禁して置いた。ブラックは美しいメエリーを妻にするつもりでいたが、彼女は彼を恐れてついに逃走した。彼女が逃げる途中溺死しようとするのをターザンは救った。ブラック・ジョンはターザンを殺そうとしたが野生の猛獣を友とするターザンには到底敵でなかった。ブラックが案外頼みにならないと知った原住民達は彼を追い払ってターザンを酋長に迎えた。怒ったブラックはグレイストーク卿の令嗣であることを証明する証拠物を盗み、自分が令嗣であると称したがグレイストーク卿に偽物であることを看破された。卿はターザンを探して歩き、幾度かブラックのために危地に陥れられたが、ついにターザン、メエリー等と海岸で相会した。グレイストーク卿のヨットに於てターザンとメエリーとの結婚式が挙行された。ターザンは英本国へ帰ることを勧められたが、メエリーの弟ボビーに相続権を譲って自らはメエリーと共に友達の鳥獣が待っている奥地へ赴いたのである。

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