虚言

1918年製作/アメリカ
原題または英題:The Lie

ストーリー

英国の貴族ロバート・シエール卿は飲酒のために財産を倒尽し、今は片田舎の家に引っ込んで孫エリナーの優しい介抱を受けている。エリナーは富める士官ジェラルド・フォスターと楽しい愛の語らいを続けていた。エリナーの妹ルシーはロンドンである男と結婚することになっていたが、男に死なれ悲しみを抱いて我家に帰って来た。妹が身重なのを見たエリナーは離れた村へ連れて行き、安々と赤児を生ませ死んだ男の叔父から養育料を出させようと妹と共にロンドンに相談に行った。ところがノル・デイブキンという青年はエリナーの妹の話をエリナーのことと間違え、その後ジエラルドからエリナーとの婚約を聞いて嘲笑った。ために二人は絶交する、妹のルシーはジェラルドの富に心動き、事実を彼から問われた時、赤児を生んだのは姉のエリナーであると虚言を言ったのでエジプトに派遣されたジエラルドは姉を棄て妹ルシーと結婚した。幾程もなくしてデイブキンはことの真相を知り、エリナーに深く我が無礼を詫びる。2人は赤児を連れてエジプトへ旅行しすべてをジエラルドに語ろうとしたが、エリナーは妹の不信を見、ジエラルドの幸福を破るに忍びず、口を閉して国へ帰り、ついにはデイブキンと婚約を結ぶ。

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