悍馬の健児

解説

「激闘の果」「豪勇無敵」等と同様ユ社フート・ギブスン氏主演映画でウィリアム・ハンビー氏の原作を Ａ・Ｐ・ヤンガー氏が脚色したもの。監督はナット・ロス氏である。相手役は「虎狼の巷」や最近「義憤の熱血」に出演のエドナ・マーフィルド嬢である。

1922年製作／アメリカ
原題または英題：The Galloping Kid

ストーリー

漂浪者のシンプレックス・コックスはアーネット家の娘ヘレンの付添人という職を得た。ヘレンはフレッド・ボルストンという芸術家に憧れていたが、コックスは主人の命令により彼女をフレッドの誘惑から救わねばならなかった。一日娘とフレッドの会合している時突然コックスは現れてフレッドにこの土地から退去する様迫ったが、ヘレンが短銃を以て逆にコックスを窮地に陥れ、高い崖の上に無理に彼を追い上げ梯子を外して両人は去ってしまった。勇敢なコックスは物ともせずそこを降りたところが謀らずもアーネット所有の白金鉱を盗む一味を発見、早速奇智を以て彼等を閉じ込めて、折から此場へ帰ったフレッドをも捕らえ、アーネット父娘の心をも遂に得た。