彼自身の法律

解説

J・パーカー・リード氏が監督しホバート・ボスウォース氏を主役とした人情劇で、珍しくゴールドウィン社の発売である。「劇の出発点は良いが、結末に至るまで始めの力強さを失っている。2巻くらいで纒まりそうなものと思う。」ニュース誌のフランク・レオナード誌は評している。対手役はローランド・V・リー氏とジャン・カルホーン嬢で、名子役のメアリー・ジェーン・アーヴィングも出演している。

1920年製作/アメリカ
原題または英題:His Own Law

ストーリー

技師J・C・マックニアーはニューヨークの暗黒街のある酒場でフランス人の技師ジャン・サヴァルと知り合いになり、2人はお互いの譫力に敬服して親友となり、ある地方に共に赴任する。ジャンはシルヴィア・ハーリスという娘と恋に陥る。彼が出征するため仏国へ帰らねばならなくなったとき、ちょうどその付近に牧師がいなかったのでジャンは結婚式の時にもと買ってきた指輪を愛の誓いとし、悲しき別れをシルヴィアに告げた。その後ジャンが戦死したとの電報が来たので、マックニアーはシルヴィアの生んだ赤児を父なし子とするに忍びず彼女と結婚する。そして4年の静穏な年月が過ぎた後戦死を報じられたジャンが帰ってきた。マックニアーは如何なる手段をとったろうか?

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