からくり珍裁判

解説

「ナイヤガラ珍婚旅行」「結婚はしたけれど」「突貫赤ん坊」と同じくスリム・サマーヴァル、ザス・ピッツ共演喜劇で、原作はハワード・リンゼイとバートランド・ロビンソンが合作した舞台喜劇。監督はかつて短編喜劇監督であったエドワード・バゼルで、脚色にはバッゼルが「アフリカは笑ふ」のノーマン・クラスナと共同してあたった。カメラは「蹴球大学」「全米軍」のジョージ・ロビンソンで、助演者は、「ママはパパが好き」「お化け大統領」のジョージ・バービア、「令女学」のルシル・グリーソン、「豪華船」のヴェリー・ティーズデール、「女は真平(1924)」のドナルド・ミーク、パーネル・プラット、エイドリアン・ドレ等である。

1933年製作/アメリカ
原題または英題:Love, Honor and Oh, Baby

ストーリー

マーク・リードは決して敏腕な弁護士ではない。実際の話が彼の弁護依頼人は大勢鉄窓の下に憂鬱な日々を送っている。しかしマークは恋には熱心だ。彼の愛人はコニーと呼ぶ彼には似合いの娘である。コニーの友達ルイズが銀行家オグデンに弄ばれたのでマークは告訴の相談を受けたが、鐙拠がないので彼は引受なかった。そこでコニーはかたきうちの決心をしてオグデンの銀行に雇われる。オグデンは早速コニーと遠出の約束をする。コニーが出掛ける用意をしていると何も知らぬマークが訪れて来て憤慨したが事情を聞いて彼も力添えをすることとなり誘いに来たオグデンを部屋に呼び入れる。コニーはしどけない格好をして彼を迎える。隣室でマークは大太鼓を鳴らして落雷の音をさせる。驚いたオグデンが窓に駆け付けるとマークは水道の水を降らせてオグデンの着衣を濡らす。オグデンが脱衣したところへコニーの従兄と従姉が入って来て、オグデンがコニーを凌辱しようとしたと難癖をつける。そしてコニーはマークに頼んで訴訟を起こす。ところがコニーに代わって銀行に雇われた従姉エルジーは寝返りを打ってオグデン側につき、オグデンにコニー等のからくりをばらしてしまう。そこでマークは危うく敗訴の憂き目を見ようとしたが、愛するコニーに誣告罪等の汚名を被せては面目が立たないと、一世一代の知恵をしぼってオグデンとエルジーを言い包めて、10万ドルの違約金をオグデンからコニーに取ってやったのである。

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