彼女の人生観
解説
富豪の娘クリテイーは閨秀作家として立派な創作を書きたいと云う希望で、遂に一書を公にした。ルローイ・ハンターはこれを大いに褒めたが父のウイリアムは娘の慢心を恐れて、新聞記者としてまた批評家として有名なジムミー・ギルピンに頼んで大に悪口を言ってもらう。負けぬ気のクリテイーは小説中のヒロインの性格が実際に有り得べきことだと立証するために家を飛出し、遂には女賊の真似までして小説中のヒロインと同じ経路を歩んでいった。ギルピンは彼女に顔を知られないのを幸いに、大悪人という振れ込みで獄中に在るクリテイーを助ける。世の中に出て初めて人生の如何なるものかを知ったクリテイーが懐かしき我家に帰った後「大悪漢」が訪ねて来て、今までの狂言を話すのでクリテイーは初めてギルピンの誠心を知り、やがては恋の如何なるものかも知ったというすこぶる面白いものである。
1918年製作/アメリカ
原題または英題:The Danger Game
スタッフ・キャスト
-
クリテイーマッジ・ケンネデイー
-
ジムミートム・ムーア
-
ルローイポール・ドウセ
-
父ウイリアムネッド・バートン
全てのスタッフ・キャストを見る