お針娘バーサ

解説

「大山鳴動」「名門の血は踊る」等と同じくマツジ・ベラミー嬢主演映画で、セオドア・クレーマー氏作の舞台劇に基づいてガートルード・オール女史が台本を執筆し、「ジョンスタウンの大洪水」「愛の投縄」等と同じくアーヴィング・カミングス氏が監督したもので、ベラミー嬢の相手役は新進のアラン・シンプソン氏が勤め、ポール・ニコルソン氏、サリー・フイツプス嬢、アニタ・ガーウイン嬢、ジエー・フアーレル・マクドナルド氏、アーサー・ハルスマン氏等が助演している。

1926年製作/アメリカ
原題または英題:Bertha the Sewing Machine Girl

ストーリー

バーサ・スローンは生意気のニューヨーク市で怠け者の父親と世帯の苦労にやつれた母親との3人で細々と暮らしていた。彼女はあるミシン屋のお針娘だったが朋輩のフラー・メーソンとジエツシー・スミスとが監督の御機嫌を損ねてお払い箱になったのでバーサも一緒にやめた。そしてある衣装店のモデルを志願したが採用されなかった。しかし同店の発送係ロイ・デヴイスの眼にとまって電話交換手に雇われ、彼女得意の愛嬌で店の第一の華客ギンスバークに大きな注文をさせたので一躍スター・モデルに取りたてられた。そこでバーサは友達のフローとジエツシーもモデルにしてやった。支配人モートンはフローを愛し販売かかりはジエツシーに恋した。またギンスバーグがバーサに言い寄るのでロイは気が気でなかった。さて店の商品が一切ならず紛失するのでロイはそれとなく注意していると犯人は支配人モートンであることが解った。モートンはフローが思う様にならないのでバーサに眼をつけ甘言を弄してバーサをヨットに連れ込んで出弄せんとした。それと知ったフローはロイに告げたのでロイは数名の警官に応援を乞うて追跡した。そして港外に逃れんとするヨットに追い着きモートンを捕らえ、バーサの危難を救った。ロイが店主の息子で発送係に化け込んでモートンを監視していたのであった。そして目出度くバーサとロイ、ジエツシーと販売係、フローとギンスバーグとの3組の結婚式が盛大の挙行された。

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