オズのレビュー・感想・評価
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ゼンマイ仕掛けのティックトックが好き
オズの世界から戻って来たドロシー(ファルーザ・バーク)の物語。小さい人向けのホラー映画といった感じで、まあ 怖い。
「怪しい電気治療」寸前のところで ドロシーは、オズマ姫に救われ、オズの世界に再び行くのだった。今回 同行するのはトトではなく、雌鶏のビリーナ。壊れた黄色いレンガの道をたどってエメラルド・シティに着くと そこは廃墟になっており、車輪人間の“ホイーラーズ”が沢山いた。
仲間になるキャラクター達のデザインが素晴らしいと思った。ゼンマイ仕掛けの “ティックトック”...彼のセリフは知的で面白い。ノッポの “ジャック・ザ・パンプキンヘッド”...天然っぷりが愛せる。鹿の首の剥製の“ガンプ”...冷静に考えると怖い存在だけど、ビジュアルが個性的で印象に残る。
頻繁に登場する 石や岩の形が変化する時の映像は 見ごたえがある。
ドロシーの部屋の鏡が、エメラルドシティーの王宮に繋がっているというのは夢があって好き。
不思議の国のドロシー
スケアクロウって、こんな顔だったっけ
もっと続けば良いのに!
怪奇的童話
総合40点 ( ストーリー:40点|キャスト:65点|演出:40点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
有名な童話原作を基にディズニーが制作した作品なのに、何故か雰囲気も映像も怪奇的で暗い。冒頭から怪しい悪そうな奴らがわさわさと出てくる。調べてみると監督のウォルター・マーチは『地獄の黙示録』等の編集をやっていてこの作品が初監督作品らしく、そういえば何となく雰囲気に共通点がある。
そんなわけで子供向け童話とは思えない怪奇的な雰囲気で物語は進行する。そうは言っても所詮は童話で、大人が本格的に怖さを楽しめるというほどのものではない。そうかといって子供が観ると興奮し心温まるということもないだろう。美術は凝っているが特撮はこの時代のものなのでたいしたものでもない。
ダークなディズニー作品
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