選ばれたる女

解説

「谷間の乙女」「モリーの当惑」「楽天娘」「永遠の母」「水郷の歌」など主演のヴィヴィアン・マーティン主演パラマウント映画でベルタ・ラックの原作を「モリーの当惑」同様エディス・ケネディが脚色した物。「谷間の乙女」「家庭の女」そのほかと同様ロバート・G・ヴィニョーラの監督。相手役は「疑惑の下に」「霹靂」などに出演のフォレスト・スタンレーである。

1918年製作/アメリカ
原題または英題:His Official Fiance

ストーリー

モニカ・トラントが速記者として使われている事務所の主人ウィリアム・ウォータースは極く厳格な事務的な男で、使用人一同は全くやりきれなかった。一日彼はモニカに世間態だけの婚約者になってくれと頼んだ。あまり香しくないがお金も頂けることだし、彼女はとにかく承知した。ところがいざ家庭的に交際してみると彼女の驚いたことには、彼はとてもたまらないほど好いたらしい男なのであった。事務所の人達も目がないわと彼女が思ったほどであった。彼の家庭の人達と転地などをしている中に、世間態だけの許婚同志には友情が生まれ、と思う中にポーッと恥しいほどに進んで終わった。で実は嫌な結婚をしりぞけるためでした。貴女にあんなことお願いしたのは、と彼も真実なところを明かし、2人は世間態などを超越した許婚者となった。

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