一時間五千ドル
解説
「秘密の軍器」で紹介された、ヘール・ハミルトン氏の主演になる喜活劇で、対手はルシル・リー・ステワート嬢である。「始めから主人公が100万ドル作れることは判っているのだから面白くない。字幕が多くて動作は緩慢」とはニュース誌の酷評。
1918年製作/アメリカ
原題または英題:Five Thousand an Hour
ストーリー
ギャンブル潅漑会社長ジョニー・ギャンブルは共同経営者のグレシャムが資金を持ち逃げしたので破産に瀕したが、残った金100ドルを競馬に賭けて、一挙1万5000ドルを儲けることができた。彼はコンスタンスという美人にあってから尚更金を儲ける必要を痛感した。コンスタンスはグレシャムと結婚すれば今から6週間後の彼女の22回目の誕生日に100万ドルの遺産を相続することになっていたが、彼はグレシャムをかねて嫌っていた。ジョニーはこれを知っていた。それ故6週間中に、100万ドル、即ち1時間に5000ドル宛儲ければ、彼女は彼と結婚しても1文も損しない訳であると考えたのである。故に彼は財界へ乗り出したが、彼の計画を知ったグレシャムは極力これを妨害する。しかし遂に予定の時間の15分前に、ジョニーは100万ドルをほとんど積み上げることに成功した。しかしまだ後1万5000ドル足りなかった。そこへコンスタンスが来て、もし彼が接吻を1つ与えれば、その代りに1万5000ドルを支払うと申し出た。貧乏な男である彼が、どうしてこの金儲けの口を逃そうか!
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スタッフ・キャスト
- 監督
- ラルフ・インス
- 脚色
- ジューン・メイシス
- 原作
- ジョージ・ランドルフ・チェスター
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