熱情奏鳴曲

解説

「月の宮殿」の原作者、「当たって砕けろ」の原作、監督に協力したモンテ・ブライスが監督した映画で、ハーバート・フィールズが原作、チャールズ・ビーハンが改作ジョン・V・A・ウィーヴァーが脚色した。撮影は「月の宮殿」のウィリアム・ミラーの担当。主演者はラジオのテナーで「薔薇色遊覧船」に出演したフランク・パーカーと映画初出演の歌手兼女優タマラで、同じく初出演の歌手兼女優ヘレン・リンド、「ムーラン・ルージュ」のラス・ブラウン、「僕は芸人」のアーサー・ピアソン、ジャック・デンプシー、エイブ・ライマンとその管弦楽団が助演している。

1935年製作/アメリカ
原題または英題:Sweet Surrender

ストーリー

ラジオの人気テナー、デニィ・オデイはバレエの踊り手デルフィンに人知れず恋していたが、ある夕彼女を見に楽屋を訪れた彼はふとした事で居合わせた群衆と喧嘩して警察に留置された為、放送に間に合わず、放送局から解雇される。デルフィンは支配人との意見の相違から劇場を辞めて、友人ドットとヨーロッパへ向かう途中、これもヨーロッパへ演奏旅行に行くデニィ一向と出会う。偶然、この船に乗り合わせた役者上がりのハーリントンとメイズィは、メイズィがデルフィンに容貌が似ているの利用して金儲けをしようと企む。メイズィは仮装舞踏会の夜、デルフィンと同じ衣装を着けて巧みに彼女の部屋に入って旅券を盗む。フランスに着いたとき、デルフィンは旅券がないために拘引され、メイズィはデルフィンを装って劇場との契約に成功して「アパショナータ」を踊る事になる。一方デニィは放送局と話しがまとまって、アイフェル塔から放送するが、ドットからデルフィンが警察に拘引された事を聞いて、急行、彼女を伴って劇場へ行く。開幕に間に合った彼らは、ハーリントンとメイズィの悪事を暴露、デニィとデルフィンはめでたく結ばれる。

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