赤い山
劇場公開日:1954年7月
解説
「愛しのシバよ帰れ」のハル・ウォリスが製作するテクニカラー 映画で、南北戦争を描いた1952年作品。「十三号棧橋」のジョージ・F・スレヴィンとジョージ・W・ジョージがチームで書いたストーリーを、この2人にジョン・メレディス・ルーカスが協力して脚色した。監督は「情炎の女サロメ」のウィリアム・ディターレである。撮影は「地獄の英雄」のチャールズ・ラング.、音楽は「綱渡りの男」のフランツ・ワックスマンの担当。「零下の地獄」のアラン・ラッドをめぐって、「底抜けびっくり仰天」のリザベス・スコット、「怒りの河」のアーサー・ケネディ、「オクラホマ無宿」のジョン・アイアランドが共演し、以下「盗賊王子」のジェフ・コーリー、「百万弗の人魚」のジェームズ・ベル、バート・フリード、ネイヴィル・ブランドらが助演する。
1952年製作/アメリカ
原題または英題:Red Mountain
配給:パラマウント映画会社
劇場公開日:1954年7月
ストーリー
1865年、南北戦争も終わりに近づいた頃、ある日コロラドのブロークン・ロウ鉱物検査官事務所に賊が押し入り、検査官ブレイドンが殺された。残された南軍の弾丸から、南部の青年レーン(アーサー・ケネディ)が犯人と目され、保安官以下の群衆はキャニヨン・シティへ金鉱登録に向かう彼を追いつめて私刑にかけようとした。あわや死刑の瞬間、物かげから彼を助け出したのは南軍大尉のブレット・シャーウッド(アラン・ラッド)、2人は追手を巻いて安全地帯へ逃げのびた。ブレットは、南軍のゲリラとなって北軍を苦しめているクワントレル(ジョン・アイアランド)の部隊に参加しようと放浪途中で、ブレイドンを殺してレーンの仕業とみせかけた真犯人こそ実は彼だった。それを知ったレーンは直ちに保安官の許へ引き立てようとしたが、ブラッドは素早く逃げ去った。レーンはやがて恋人クリス(リザベス・スコット)とめぐり合い、2人はブレットを追いつづけて、ついに2人の男の間で大格闘が行われた。レーンは崖から落ちて足を挫いたが、それを手厚く看護するブレットを見て、南部嫌いのクリスにも不思議な感情が芽生えた。折よくこの地にクワントレル一隊が通りかかり、ブレットは直ちに加盟を申し込んだ。しかし、クワントレルは私利を肥すだけの戦争泥棒で、彼は次第にレーンを邪魔にしはじめたので、ブレットは、レーンが金鉱のありかを知っていると吹き込んだ。クワトレルはそれを信じ、クリスを町へ走らせて医者を呼びよせたが、レーンは金鉱の秘密をしゃべろうとはしなかった。ブレットはクワントレル一味と手を切り、クリス、レーンと共に洞穴にたてこもった。クワントレルは部下をあげて3人を襲撃、重囲を脱して町へ急を知らせたブレットの働きで、州の軍隊がこのゲリラを一掃した。ブレットは逃げるクワントレルを追って格闘、ついに彼を倒したものの、自らも気を失い、目覚めた時既に戦争は終わっていた。レーンはブレイドン殺しの罪を負いつつ死んでいった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ウィリアム・ディターレ
- 脚色
- ジョン・メレディス・ルーカス
- ジョージ・F・スレビン
- ジョージ・W・ジョージ
- 原作
- ジョージ・F・スレビン
- ジョージ・W・ジョージ
- 製作
- ハル・B・ウォリス
- 撮影
- チャールズ・ラング
- 美術
- ハル・ペレイラ
- フランツ・バケーリン
- 録音
- ドン・マッケイ
- ウォルター・オバーセット
- 編集監督
- ウォーレン・ロウ
- 作曲
- フランツ・ワックスマン
-
Brettアラン・ラッド
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Chrisリザベス・スコット
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Lane_Waldronアーサー・ケネディ
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Quantrellジョン・アイアランド
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Skeeジェフ・コーリイ
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Dr.Terryジェームズ・ベル
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Randallバート・フリード
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Benjieウォルター・サンド
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Dixonネビル・ブランド
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Morganカールトン・ヤング
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Milesウィット・ビセル
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Little_Crowジェイ・シルバーヒールズ
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Marshall_Robertsフランシス・マクドナルド
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Indanアイアン・アイズ・コディ
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Indian_Guadハーバート・ベルズ
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Bardenダン・ホワイト
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Meredythラルフ・ムーディ
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Cavalry_Majorクレーン・ホイットリー