劇場公開日 1995年9月2日

「愛すべきダメ人間ということなのだろうが」エド・ウッド Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5愛すべきダメ人間ということなのだろうが

2013年5月24日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

総合65点 ( ストーリー:65点|キャスト:70点|演出:70点|ビジュアル:60点|音楽:70点 )

 駄目監督の奮闘ぶりを滑稽に描く。

 エド・ウッドなんて聞いたこともないし彼の作品を観たいとも思わないが、ティム・バートン監督にとっては愛着のある人なのだろうということが観ていて伝わってきた。売り込みや資金集めに四苦八苦し、予算を節約するために適当に撮影を済ませる。そんな彼の駄目っぷりと映画産業の裏側が覗けるのは面白いし、いつものようなジョニー・デップの軽快な演技とドラキュラ役の落ちぶれた元役者のマーティン・ランドーの演技は良かった。
 バートンの醸し出す緩さはここから来ているのかもと思ったが、でも別に自分はバートンとちがってやはり彼には愛着がわかなかったな。天然色の映画がいくつも撮影されていた時代を表現するために、わざわざ白黒映像で撮影するのもいただけない。

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Cape God