「一流のB級映画監督」エド・ウッド tom-tomさんの映画レビュー(感想・評価)
一流のB級映画監督
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最低の映画監督として有名な人物を描いた作品。
結局、最初から最後まで映画としては失敗続きで、その過程で監督として上達することもない。
それでも、お金もないのになぜか周りの人間を引き付けて、自身のチームのメンバーが増えていくのは、エドの人間的な魅力に加え、その映画への情熱が本物だったせいだろう。
最後に、本物の映画人オーソン・ウェルズとの交流が描かれている。実際に映画人としての評価は真逆でも、その映画への情熱と思いには互いに通じるものがあり、エドも一流の(B級)映画監督であったという、ティム・バートンの想いが込められているように感じた。
とはいえ、この映画としてはメリハリが足りず、最初から最後までそのまんまという印象も残る。
映画が大成功というハッピーエンディングなら、そもそもエド・ウッドではないのだけど。
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