愛の復活

解説

「ショウ・ボート(1929)」「恋のからくり」のローラ・ラ・プラント嬢が主演する喜劇で、マキシーン・アルトン女史の原作を「西部殺陣」「最後の乱闘」のハロルド・シューメイト氏が脚色し、「女秘聞」「八面六臂の男」のエメット・J・フリン氏が監督、「薫る河風」「ショウ・ボート(1929)」のギルバート・ウォーレントン氏が撮影したものである。相手役は舞台から来たウォルター・スコット氏が勤め、同じく舞台女優だったミルドレッド・ヴァン・ドーン嬢とユージン・ボーデン氏が助演している。

1929年製作/アメリカ
原題または英題:Hold Your Man

ストーリー

メエリーとジャックとは好き合って結婚した仲でありながら始終夫婦喧嘩が絶えなかった。それは下手の横好きのくせに自分では天分がある画家であると自惚れているメエリーのパリ遊学に就いてであった。ジャックに横恋慕しているリイアは邪魔者のメエリーを追い払おうと企み、ジャックに女房操縦の秘訣は何でも言うことをハイハイと承知するのが一番の近道であると教えた。ジャックにパリへ絵画研究に行ってよいと言われて驚いたメエリーは今更ら取消しもならず出掛けたが、ジャックと一緒に見送りに来たリイアを見て彼女はリイアの企みを感付いた。メエリーはパリでアトリエを借りアパッシュのベノをモデルに絵を描くことになった。ベノは自分は本当はラスティニャク伯爵であると打明け切りにメエリーの美貌を称えた。ジャックに引かえロマンティックな此のフランス人に一寸心を惹かれた彼女は自分は近く離婚する心算であると話した。其後ジャックから電報が来て離婚の件は賛成で自分はリイアと一緒にパリに結婚式を挙げに行くと知らせがあった。メエリイはジャックを失うことが悲しく思われた。その時巡査がベノを探しにやって来て、伯爵と称して馬鹿な女を騙す男だから用心しろと警告した。ジャックとリイアが巴里に着いた時停車場へ出迎えに行ったメエリーは2人をアトリエに連れて来た。其晩大雨が降って2人は外出が出来なくなった。メエリーはラスティニャク伯爵と結婚する心算だと告げてジャックの嫉妬心を煽った。リイアは何うにかして此家を去ろうと考えジャックにタクシーを雇って来てくれと頼んだ。メエリーはリイアに風邪薬といって催眠剤を飲ませて眠らせてしまった。ジャックが帰って来るとベノがやって来たのでメエリーは芝居をして見せた。所へベノの情婦が跳込んでメエリーの嘘がばれたがジャックは矢張りメエリーを愛している事を悟って彼女と久し振りに相抱いた。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く