アウェイクニングのレビュー・感想・評価
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自宅にて鑑賞。イギリス産。色調を抑え、濁った画面にドッシリと構えた語り口は如何にもゴシック系。途中迄、合わなかったが、物語が動き出すと徐々に食指も動き出し、ラスト近くの伏線回収でパズルピースが嵌り、好感を持った。じっくり時間を掛けて愉しみたい一作で、説明的なカットもさり気無いし、登場する小道具の出来も佳い。単なる超常暴きモノかと思いきや、コレは単なるイントロでプロットの本線は別に有り。物語の根幹に関わるが、そんな記憶を忘れるかと云う大きな疑問がマイナス。ラストをドウ観るかで印象が変る。65/100点。
・主演“フローレンス・キャスカート”のR.ホールの熱演も然る事乍ら、“モード・ヒル”のI.スタウントンが佳い。他にもベテラン勢が脇を固め、作品に厚みを増している。
・鑑賞日:2013年1月26日(土)
完成度高いゴシックホラー
シックスセンスのようなオチもありかな?と思ってると、意外にもトムが実在しない少年だったのだ!しかも、フローレンスとは腹違いの兄妹!そしてモードはトムの母親・・・父親が狂ったように妻を殺し、誤って息子まで殺してしまったのだ。そして全寮制の学校は、フローレンスの両親も一緒に住んでいた豪邸。モードは心中をフローレンスに迫るが、危機一髪、幽霊のトムが解毒剤を持ってきて助かった・・・なんか面白かった。
良質なゴシック・スリラー
あの「シックス・センス」のような展開なのだが、舞台が第1次世界大戦後のイギリスで、しかも全寮制の男子校という点にオリジナリティを感じる。
映像の色味が抑えられていることもあって非常にどんよりとした空気感を感じるし、ゴシカルな雰囲気が強調されていると思う。ストーリーは中盤まではさほど盛り上がらない。しかし主人公に関する秘密が明らかになる終盤で一気に加速。それまでの展開からは想像もつかない方向へと急激にかじを切る。ゴシック・スリラーでありながら、なんとも物悲しい最期が印象的。
寄宿舎学校舞台
サスペンス風味強めのホラー。
あまり怖くはありませんが、雰囲気が良いです。
舞台が第一次大戦後の男子校の寄宿舎学校。
寄宿舎学校は大体が手放されたカントリーハウスなので、調度品は学校然としていますが建物そのものはとっても大きくて豪華!
そんな中で繰り広げられるホラー劇!
英国萌えの方には貴重な雰囲気映画だと思います。あまり怖くないのでそれ目当ての方にもおすすめ。
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