ボクたちの交換日記のレビュー・感想・評価
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映像化に向くんだろうか
いいお話です。
目新しさはあまりないです。終わりまで想像がつきます。
それでも時折身につまされるのは、
作ってるのが業界の人たちだからこその
お笑い芸人の光る人辞めていく人の対比が生々しいんだろうなと。
しかし、交換日記とか文字で見せるのでは、本読んでるほうがいいような。
言葉にならないところを映像や演技で見せる
利点が映画じゃないのかな?と思うので
そもそもこの原作が映像に向いてるものなのかな?と
疑問を感じました。
邦画もいい作品が一杯ある
素晴らしい。私的にどストライク。 ウッチャン監督、侮ってました。イ...
涙が止まらない
芸人にしか撮れない映画
名も無きお笑い芸人たちへ綴る日記
北野武は別格として、賛否あれども松本人志や品川ヒロシらお笑い芸人が精力的に映画監督する中、こちらはこちらでひっそり映画監督してるウッチャンこと内村光良。「ピーナッツ」以来となる監督第2作目。
鈴木おさむの小説を元に、芸歴12年目、30歳迎えても全く売れないお笑いコンビの奮闘~解散~その後。
入り口はコミカルに、出口は感動、ベタでオーソドックスだけど、ツボを抑えた作り。それこそ松ちゃんの映画なんかより遥かに見易い。
何だかウッチャンの人柄と、彼ら日陰芸人への温かい眼差しを感じた。
主人公のお笑いコンビ、田中と甲本の“房総スイマーズ”。
結構ネタ、面白いんだな。タクシーネタとか普通に面白かったし。
TVに出てるから売れっ子、日の目を見ないけどネタは面白い。この違いって何なんだろう?
素人には分からない芸人の世界、厳しさ。
中盤、解散する。以前見た「ばしゃ馬さんとビッグマウス」でも感じたが、夢を諦めるって、時として夢を追うより辛い。それも勇気であり、本作ではもう一つ、エール。
終盤、解散した二人のそれぞれの歩み。片やお笑いを続け売れっ子となり、片やお笑いを辞め…。
ここでまた交換日記がキーとなる。
心機一転として、相方がほぼ勝手に始めた交換日記。映画のほとんど、交換日記の内容のナレーションで進む。
序盤は漫才みたいな他愛ないやり取りなのが、次第にお互いの正直な気持ちが綴られまたネタともなり、そして最後、解散した今の本音や元相方への思いを告白、涙腺を直撃する。
真面目な田中=伊藤淳史と明るい甲本=小出恵介のコンビがいい。
小出恵介に座布団一枚。一見明るそうに見えて繊細、涙を流すあるシーンはグッときた。
随分練習したであろうコントも必見。
哀愁漂うコンビ振りに、消えていったお笑いコンビが幾つかダブった。
「漫才ギャング」では石原さとみだったが、本作では長澤まさみ。
本当に芸人の側にはあんな献身的な恋人居るのか!? クッソ、羨ましいぜ…。
(ウッチャンもちゃんと分かってるのか、美脚ショットあり)
長澤まさみは小出恵介の相手役、伊藤淳史の相手役は個人的に今凄く気になってる木村文乃。これがまたいい娘。
本当に芸人の周りにはあんな美人さん居るのか!? クッソ、羨ましいぜ…。
お笑いの世界を描いているので、芸人も多数登場。
今や売れっ子、♪温かいんだから~の姿がワンシーンだけ。
所で…別名“木部さん”のゲスト出演シーンは必要あったのかな??
お笑い芸人が描くお笑い芸人の物語故、好き嫌いあるだろうけど、思ってた以上の好編。
松ちゃんや品川の映画より好感持てたのは、それもこれもウッチャンが好きだから…もあるかも。
名も無きお笑い芸人たちへ。
またいつか、桜の木の下で。
『ボクたちの交換日記』
ウッチャンの温かさが伝わる佳作です
良い映画でした。DVDが出たら買っておこうかと思ってしまうくらいに。
普段TVで見ているとき、ウッちゃんの番組から感じていた“温かさ”は、本作でも伝わってきます。監督の人柄なのかな~、と心地よく浸り、そして心地よく涙腺を緩めてきました。
話の展開は、定番といえば定番な流れですが、だからといって飽きたり、マンネリを感じたりすることはありません。
夢への挑戦、夢の転換(あきらめという人も居るでしょうね)、そして人にとって大切なものとは?という問いかけをテーマとしており、たぶん観る人の経験によって感じるものが異なるのだろうと思います。私には思い切りツボでした。
良い邦画に特有の、「思い返したときに幸せになれる」作品です。
それにしても、お笑いってやっぱり難しいものですね。同じネタなのに、序盤で見せられると全く面白くないのに、後半では楽しく見られるようになってました。私のような素人には判別できないポイントがあるのでしょうね。
この点を気づかせてくれたことも含め、内村監督には感謝いたします。
人を笑わせる仕事の大変さが分かります。
芸人さんたちが、どれだけ苦悩して、身を削って、人を笑わせているかがジンときました。テレビに出て、活躍している芸人さんたちは、観客が思っているよりも、何十倍もの努力をして、葛藤をして、その座を勝ち取った人たちであることが分かります。
そういう「現場」に身を置き、実際に残酷な現実を見てきている鈴木おさむさん、内村光良さんだからこそ完成できた映画だと思いました。
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