「巻き込まれ型」シャドー・チェイサー kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
巻き込まれ型
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父マーティン(ウィリス)が警官に襲われるウィルを助ける。政府関係の仕事だとか言ったけど、実はCIAエージェントなんだ!ビックリするウィル。しかし、そんなことよりウィルの母親、弟ジョシュとその彼女の3人の家族を助けなきゃ・・・ビックリする前に、ウィルの経営する小さなコンサルタント会社が倒産したと告げられていた。ううむ、倒産しそうなときにスペイン旅行に出かけてたのか・・・
普通の巻き込まれ型のサスペンス・アクション。父の仕事は何なんだ?と疑問に思う前に、とにかく身に迫る危険を回避しなきゃ、家族を助けなきゃという一点でストーリーは進む。やがて父は殺され、ウィルは失意のどん底に陥るのだが、何しろスペイン語がさっぱりわからないので、父の携帯から頻繁に連絡を取っていた男に連絡を取る。そこで知り合った女性が実は父の愛人の娘!ウィルの妹に当たると知った。このルシア役のベロニカ・エチェーギがナタリー・ポートマン似でなかなか可愛い・・・これがこの映画での収穫だった。
CIAの中にも腐敗が進んでいた。テロリストに機密情報を横流しするとかしないとか、さっぱりわからない展開ではあったが、その情報取引の相手がイスラエルの組織であることでオブラートに包まれたようなヤワな話。そしてCIAの腐敗の根源である女ボス・キャラックをシガニー・ウィーヴァーが演じていて、怖い存在。なぜだか最後にはカーチェイスに持ち込む展開なのだが、黒い車ばかりでさっぱり掴めないのも痛い。
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