「気軽に楽しめる作品ではあります。」シャドー・チェイサー よしさんの映画レビュー(感想・評価)
気軽に楽しめる作品ではあります。
家族を拉致された青年が、家族を取り戻すべく奮闘する物語。
ブルース・ウィリスが脇を固めるスパイ・アクションです。
素人の主人公が、ある切っ掛けで諜報戦に巻き込まれます。素人の彼が、プロを相手に奮闘する設定は興味と期待を持たざるを得ないものでした。
実際、幾つものピンチを必死に切り抜け家族を救おうと奔走する主人公の姿は、緊迫感を感じるもので、映画として楽しめるものでした。
ただ、全体的に中途半端で、高い評価を付けるのは躊躇います。
一番残念なのが、プロの諜報員たちの凄さが中途半端。鑑賞者としてスパイに期待してしまう「情報収集能力」や「戦闘力」を見ることが出来ません。それに対して主人公は中途半端に強く、「素人が、プロを相手に奮闘する」設定については、物足りなさを感じてしまいます。
主人公をもう少し弱くして、アイデアやアクシデント等で出し抜く・・・等の工夫があれば、基本設定が活きたと思うのですが・・・少し残念ですね。
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