「落語とは、耳だけではなく、眼で聴く芸能である」スクリーンで観る高座 シネマ落語「落語研究会 昭和の名人 四」 全竜さんの映画レビュー(感想・評価)
落語とは、耳だけではなく、眼で聴く芸能である
各師匠の十八番だけに、CDでは何度か拝聴したが、映像では今回が初めてで感無量の一言に尽きる
。
一等を当たったのを知り驚く松鶴、
豪快に酒を呑み干す小さん、
正体をバラされ化け猫の本性を晒す圓生、
幇間のヨイショに困惑する女将の豊かな女性描写を披露する文枝。
計算され尽くした一挙手一投足、表情は
フィルムが無ければ、絶対に解りしれない究極の神業であり、
《落語とは、耳だけではなく、眼で聴く芸能》なんだなと改めて実感した夢の2時間だった。
えっ、いつものように採点を!?
点付けるなんざぁ、恐れ多くて、とてもとても…。
強いて云えば…
山田く〜〜ん、座布団10枚!!
ってなトコである
では最後に短歌を一首
『梅雨入りの シトシト朝に 漏れる笑み 寄席(寄せ)ては明ける 神の一声』
…師匠達に萎縮したのかイマイチだなぁ。
もう一つ、謎かけと短歌を融合して挽回を
『落語家や 寝具屋の主 とくこころ どちらもマクラで 客を窺う』
by全竜
どちらにしたって、おあとは酷ぇ出来のようで
m(_ _)m
コメントする