「続編として見なければ☆3つ」飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲 まるさんの映画レビュー(感想・評価)
続編として見なければ☆3つ
クリックして本文を読む
今作の見所をあげるとすれば、冒頭の約10分間にオリジナル版1の映像が流れるところでしょうか。
スクリーンに流れるそれは要約されているにも関わらず、不気味さ、おぞましさ、芸術性、そして良い意味での不快さ、それら全てにおいて今作を圧倒しています。
しかし皮肉にも、このオリジナルを冒頭に添えたがゆえに、後に続く物語が非常に陳腐に思えてしまいました。
ババ・ソーヤーとしてのレザーフェイスを期待していたのですが、3やリメイクと同様、突然増える家族に変更に変更を重ねられた人物設定など、1と2が好きな自分にとっては落胆要素だらけで、どうにも受け入れがたい内容でした。
スプラッター物として観ても肝心のゴア描写が少ない上にいまいち迫力に欠けているので、グロテスクを求めて観賞される方にも物足りない作品かと思います。
ただ、リメイク版が許容範囲だという方や、オリジナルやリメイクは知らないけどただホラーが観たいという方にはオススメ出来る作りとなっているので、劇場に足を運んでもけして損はありません。
もしまた悪魔のいけにえの新作を制作する場合は、リメイクのリメイクのリメイクのリメイクといった間抜けな作品にならないよう切に願います。
コメントする