アナザー プラネットのレビュー・感想・評価
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宇宙は突き詰めると哲学に辿り着く
個人評価:4.0
もう一つの地球にいるもう1人の自分。
それはもう一つの人生があっかもしれないという、自身へ目を向ける過去への後悔との対比でもある。
SFの切り口で人生の哲学を巧みに織込むこの監督は、次作のアイ・オリジンズ同様に、引き込まれる設定を物語のテーマにしてくる。
音楽も素晴らしく、まるで深層心理に直接問い掛けるようなオトで大事なシーンなどは描いており、監督のセンスと、この脚本に対する愛情が伝わってくる。
また新作を是非とも作ってほしい。
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間が心地よい。地球を外から見ることで呼び起こされる感覚。
期待とは違ったけれど、見てよかった。
SFだと思って観たら
よくできたパラレルワールド話
抑制の効いた話しの運び方で、性急になりがちなポイントをよく踏みとどまり非常によくできたシナリオだと思った。
たとえば宇宙旅行の応募なんかも最初のステップでは思いとどまり内面を描くことを忘れていない。このタメを作れない映画って以外と多い。告白のタイミングもしかり。
だが映像はどうだろう。ハンディーぽい寄り方とか効果的というより安っぽさが際立っているし、ブルーが際立ちすぎている画も少し品がない。低予算だったのかな。
ラストを見ても文学臭が強く、どちらかと言うとこの監督、ライティング向きの人なんでしょう。
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