「【あり得ない物語の流れが逆に面白い】」パニック・マーケット3D 3104arataさんの映画レビュー(感想・評価)
【あり得ない物語の流れが逆に面白い】
・2012年公開のアメリカのパニックホラー映画。
・大洪水で水びだしになった沿岸のスーパーマーケットに鮫が迷い込み人が食われる中で、どうにかスーパーマーケットから逃げ出そう、という大枠ストーリー。
[お薦めのポイント]
・主人公がイケメン
・物語の運びがあり得なさ過ぎて逆に面白いかもしれません
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[物語]
・大体が「あり得ない」設定、中々共感することができない映画です。笑 確かに「こんなことあったら映画として面白くない?」という発想はあるのですが、共感できるような「たられば」とは受け取れませんでした。。。
・スーパーマーケットに鮫が…ももちろんそうですが、登場人物の一人がスーパーの電源を回復させるために行動したシーンも「え?」でした。皆のために危険をかえりみずに長いホースを咥えて水の中に潜っていくのですが、電源まで距離が少し足りない。そこでホースを外して電源をつけ、そのまま窒息死してしまうというもの。まず、ホースを手放す必要なくて、左手で持ったまま電源を入れて、そのあと咥えなおせばよい距離~!そして、ホースの反対側を持っている水上にいる主人公は「あれ?軽くなったぞ?」といってホースを巻き上げてしまうのです。そのままにしとけ~!これぞ、「無駄な死」。しかし、演出上は皆を守るために自らの命を犠牲にした勇敢な人を称えるかのような感動的なBGMが。「え?え?え???!!!」です。
[演出]
・鮫が暴れまわる演出が何が起こっているのか全く見えないカット割りでした。せっかくの恐怖を煽るシーンが「?でもなんか暴れてるんだろうなぁ…」にしか映らず、ちょっと残念でした。
[映像]
・際立って感じたことはありません。
[音楽]
・際立って感じたことはありません。
[演技・配役]
・主人公のゼイヴィア・サミュエルさんがとにかくイケメン。以上です。笑
[全体]
・周辺で映画[ディープ・ブルー(1999年)]を鑑賞していたのですが、あの作品から10年以上たった2012年の作品。映像技術の進化もそこまで感じず、物語もあり得なさ過ぎて共感できず。「つまらなくて途中でやめる」とまではいきませんし、むしろ、そのあり得ない設定を面白く愉しむこともできる映画なので駄作とまでは思いませんが、ちょっと残念な部分が多かった作品です。改めて脚本の重要性や映像の魅せ方の重要性を感じさせていただく良いきっかけになりました。ありがとうございました。
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