「ストーリィ展開は後半!」マリー・アントワネットに別れをつげて おっぱまさんの映画レビュー(感想・評価)
ストーリィ展開は後半!
フランスでベストセラーの「王妃に別れを告げて」が原作
マリー・アントワネットの朗読係を務めた少女・シドニーが
フランス革命の勃発で、
心酔する美しい王妃マリー・アントワネットから、突きつけられたのは、
王妃が恋して止まないポリニャック夫人を無事に逃すために、
彼女の身代わりになるということだった・・・
その時の少女の深い悲しみと絶望を
主演の仏若手女優のレア・セドゥーが熱演していました
前半では革命時のベルサイユ宮殿内の人々の思惑と混乱を描き
後半からは、身代わりになったシドニーが
召使いに扮したポリニャック夫人と追われていく
道すがらの様子をサスペンスタッチで描いています
彼女のそれから先はどうなったのか・・・
エンドレスのない絶望の逃亡の先は・・・
いろいろな思いを巡らして映画が終わります・・・
一途な想いで王妃を見つめるシドニーの深い悲しみと
裏切られた思いを断ち切る気高い姿に心を奪われました
ただ革命時の切迫した当時の様子が、この映像を見ている限り
あまり伝わってこないことや貴族達の様子も人ごとのようで
悲しみや絶望感などもあまり感じませんでした
全体的に淡々と描かれた映画だったかなぁ
高評価だったので、期待が大きかった分
少し消化不良で物足りなさを感じました・・
ただ映像は素晴らしかったです
実際に撮影したベルサイユ宮殿内や
貴族達の美しく豪華な衣装は観る価値があります
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