「コメディではありません。ちょっと中途半端」ローマ法王の休日 勝手な評論家さんの映画レビュー(感想・評価)
コメディではありません。ちょっと中途半端
ローマ法王死去を受けて行われたコンクラーベで新しいローマ法王が選出された。しかし新法王は、就任の演説をすっぽかして、ローマの街へ逃げてしまう・・・。
原題の『Habemus Papam』とはラテン語のようで、「法王が決まった」見たいな意味らしいです。で、邦題の『ローマ法王の休日』は、大方の他人が想像するように「ローマの休日」からインスパイアされたタイトルのようです。確かに、ローマ法王の職務遂行に纏わる話なので、言い得て妙とも思いますが・・・。
冒頭のコンクラーベで、みんな「私が当選しないように」と祈っているんですが、これってそうなんですかね?法王になりたい人って、いないのかな?これは、聖職者の謙虚さを表現しているんでしょうか?
それとラストがね。「えっ!そういう終わり?」と思ったのは私だけではないはず。ああ言う終わりでいいんですかね? そこから始まる物語も有るのではないかと思いますが・・・。
プロモーションや、タイトルから受けるコミカルで楽しい内容というより、意外に真面目な内容なのではないでしょうか? 確かに所々コミカルですが、映画のトーンや結末を見る限り、必ずしもコミカル路線を狙った作品ではないと思いました。なんか、中途半端かな。
コメントする