からっぽ(2012)のレビュー・感想・評価
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この発想、アリ。だと思う。
自己否定から生まれたテレポート能力。
この発想は、イイ。
テンポは、他者のレビューでもある通り、あまり良くないですが、
テーマと地方色を却って強めている気がする。
ただ、音声が非常に聞き取りにくいのが難点。
映画館なら、聞き逃してイライラしたろうな。
ちゃんと、音声さんを雇ってんかね。
ただ一人のグローイングアップ・ストーリーになっている訳ではなく、もう一人のはぐれ者(平愛梨)との絆を大事にするところも、後味が良かった。
背中ヌードがステキ
念じればテレポートできるようになった小判。しかし、裸ではどうにもならない。両親が離婚して、遺産だけで生活していた伯父のとこに世話になっていたが、生活に困り、伯父は家財を売り払うまでになっていた。しょうがなく学費と生活費を稼ごうとしても、バイト先で勝手にテレポートして、裸になっていたのでクビ。スーパーの中にテレポートしてしまい、そこで食料を盗んだのだが、防犯ビデオを見た店長は「これは河童だ」と桐生市の町興しキャラ“白い河童”に仕立て上げる。
シーナ(平)はその店長と同棲していたが、マンネリとなっていたので家を飛出し、小判と放浪生活。勝手に空き家にテレポートしたりしていた。
人に思われたりするとテレポートできなくなるので、シーナと行動するときはいつも「見ないようにして、別の事を考えて」いてもらった。シーナの存在のおかげで、そのうちテレポートできなくなった小判。別に恋愛に発展するわけでもなく、まったりとした展開。
じわじわくる。
鑑賞後がからっぽ…
存在感がなさ過ぎてテレポートできてしまう。
という設定が面白そうだなーと思ったんですが、
予想できる範疇でしか物語が展開しなかったのが残念。
「忍び込む」以外のテレポートの使い方で、
あっと言わせて欲しかったです。
登場人物はありがちなキャラクターばかりで、
主人公以外の背景がぜんぜん描かれないので、
ただ駒として動いているだけの人物だらけだったように思います。
役者の演技力がある分、それが露見していたかも。
絵的には、夜の場面が暗すぎるのと、
カメラがやや動きすぎて目が疲れました。
それに時々いかにも「映画っぽい」絵が出てきて、
作為的だな〜と思わずにはいられませんでした。
ちょっとひねくれた感想ですが、
地元出身の監督の今後に期待して書かせていただきました。
不思議とスッキリする映画です
明るく「孤独感」を味わえる!笑
地元の群馬県が舞台になっていて、
しかも監督が同世代ってことでとても気になっていました。
さっそく太田のイオンシネマで鑑賞。
知ってる風景とかがかなり出てきたので、
地元民としてはそれだけでも興奮したのですが
物語もすっごく惹き込まれました!
なんでフツーの男の子がテレポートできちゃうの!?笑
でもこの違和感もりもりのファンタジックさが、
不思議とすっと馴染むというか、、、そこが魅力なのかな☆
主人公の孤独な気持ちが「テレポート」っていう表現によって
ふわっとした感じで描かれているんだけど、
でも物語が進むに連れてその「孤独さ」を
丁寧に、大切に扱っていたんだな〜というのがわかる。
そこでちょっとポロッときました。
「考えるから、いるんさ」っていう
カッパじいちゃんの言葉にぐっときました!
もう一度みたい映画
プレミアム上映会で鑑賞しました。
舞台となった桐生の土地を幸か不幸か、余りしらないので、物語に集中して見ることができました。
作品は、テレポートが題材ということで、SFものだったり、派手な映画かと思いきや、中身は良質な人間ドラマ。
映像も綺麗で、かなりつくりこまれた印象を受けました。
俳優さんの演技もよく、特にスーパーの店長さんがとても良い味を出していました。
河童爺さんも声を出して笑いました。
また、ヒロインの平愛理さん‥‥露出度の高い衣装もあいまって、とても魅力的。
しばらくファンになりそうです。脱線。
舞台挨拶でも言っていましたが、二度三度と見たくなる映画だと思います。
明日から公開ということなので、応援の意味も込めてレビューを書きました。
監督のスキルが分かる・・・
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