「団地族の悲哀」みなさん、さようなら ヤマヤマさんの映画レビュー(感想・評価)
団地族の悲哀
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自分も団地で育ちました。だからその繁栄と衰退の時代の流れがよく
分かります。あの公園であそぶこどもたちのかすかに聞こえてくる声。
懐かしいです。たしかにそんな光景がありました。
彼は団地の中を自分の城とし、時間を止めてしまいますが、友達の
姿がどんどん変わっていくさまをみせて、時間が確かに流れていることを
知らせます。そして、彼にもしっかり時間が流れていたのですね。
あっさり、外に出てしまうあたりには、すこし、見ている側からすると
ずっこけてしまいますが、遅咲きの旅立ちにエールを送るとしましょう。
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