籠の中の乙女のレビュー・感想・評価
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テーマがめちゃくちゃ良い
のですが。
独特の空気、生活音がなんだか生々しさをおぼえて、登場人物の肌を隣に感じるような奇妙さが好みでした。
これがギリシャ感!と馳せつつ、中身はかなりシュールで一部ストレートかつシンプルなエログロ。
バイオレンスも少し?
とにかくそれを淡々。これがこの家族の世界、と素晴らしく完成されてます。
気の狂った一家(子供に罪はないけど)とは対照的に、美しい空や青く繁った芝生などが観る人の不安を煽らせる。
テーマがいいだけに、もっと面白い転がし方があったのでは?と思わざるをえなくて…
ラストのあれは、そうきましたか という感じ。
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変
「籠の中の乙女(dogtooth)」 父親意外は外の世界を知らない...
祖父がシナトラ!?
環境が如何に人を形成するのか、を伝えているのかな。しかし同じ環境に...
恐怖が伝わらない
拭えない罪
ぶっちゃけ突拍子も無い映画である。発想の勝利なのか はたまた敗北なのかは さて置くが、「言い出しっぺなくせに結ばない」責任感の欠如は、簡単に拭える罪では決してない。
崇高さを うっすらと漂わす事により観客から あれやこれや問い質されない様に仕向け、誰からも触れにくい物とする。
仮に今作が“観客への問題提起”を目的としているのであれば、その手法では感情移入 出来る余地を余りにも少なくしていると言わざるを得ない。
だからこそ(?)最早 SFの領域迄 踏み込んでも尚、情緒に溢れたカズオ・イシグロ「恐るべし!!」なのであり、カズオ・イシグロの非凡具合が改めて浮き彫りとなった。
個人的には その点が非常に興味深い。
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