「ランティモスど変態映画!」籠の中の乙女 ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
ランティモスど変態映画!
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倫理観・道徳観など全くない作品。
もう変態としか言いようがない、ヨルゴス・ランティモス監督。
家の中から長女・次女・長男を一歩も出さない鬼畜外道父親。母親もある意味同類。
教育もカセットテープをつかい、時折嘘ばっかりな言葉を教えている。
性教育をリアルな女性で。
この女性、クリスティーナ(父親の会社で働いている)が外からいろいろなものを持ち込むことで、
特に長女が家の中での暮らしに疑問を持ち始め、外の世界へ強烈な憧れを抱くようになる。
※この長女と長男の近親相姦はいただけない。こういうのは描いてほしくない。私個人としては。
長女は結局、自分の犬歯を折り(そうすることで外に出られるルールを聞いているため)
父親の車のトランクに隠れ、見事外の世界へ。
父親の会社に着いて映画は終わるが、
私の妄想は、トランクから長女は出てクリスティーナに助けられるんではないかと思った。
結局、こうやって綻んでいくし、完璧なんてない。
しかもそれが正道でなければ尚更。
インパクト大だけど、フェイバリットにはならない作品。
ヨルゴス・ランティモスらしさの一端に触れた気がした。
ど変態映画!!
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