ネイビーシールズのレビュー・感想・評価
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ホンモノの兵士による、リアルな映像。
主要俳優(?)が、現役兵士と言う映画。さすがに描かれている内容は、フィクションではあるものの、現実の出来事を下に脚本化されているので、ある意味内容も“ホンモノ”と言う事も言えるかもしれません。
いやぁ、本当に演じている人たちは現役兵士ですか?演技が上手い。と言うか、基本的に戦闘シーンがほとんどなので、演じる必要もないかもしれませんが、素人感はあまりありませんでした。むしろ、リアリティたっぷり。現役兵士を使った効果があったと思います。
ホンモノは、出演者、内容だけではありません。潜水艦が出てくるシーンがあるんですが、その潜水艦もホンモノ。そして、劇中では、実弾を使って撮影したそうです。実弾ってねぇ。でも、だから迫力のある戦闘シーンになったんでしょうね。
正直、SEALs現役兵士が出るということで、素人演技かなぁと思ってあまり期待していなかったんですが、いい意味で期待を外されました。SEALs現役兵士を起用することで、逆に、戦闘シーンにリアリティが増し、非常に臨場感あふれる内容になったと思います。
リアルって面白くないものですよ
本物のネイビーシールズの協力で本物を使った
リアルな武器や描写が売りの映画です。
前から観たかったのですがDVDになったので
さっそく観てみました。
武器の迫力は凄いものがあり、作戦の現実感が
味わえてミリタリーオタクにはたまりません。
が、売りはそこだけです。
シナリオの盛り上がりはありきたりな自己犠牲。
転がってきたグレネードを腹で押さえて周りを助けるなんて
キャプテンアメリカで出てた手口ですよ。
使い古されていて、既にアメコミでしか使えませんよ。
あれで全てがだいなし。
映像も特に迫力は無いし、武器以外は
かっこいいとは全く思わなかったですね。
個人的にはMP5やM4とか出てて、ホロサイトも実物が見れて
価値はありましたが、普通の人は避けていいと思いますよ。
観ないとは思いますけどね。
これぞ本物
迫力は十分だが、深みに欠ける
現役の兵士が出演と言うことで、戦闘(銃撃)シーンは迫力十分である。
ただストーリーは自らを「自由の守護者」と位置付け、敵を麻薬組織やイスラム原理主義のテロリストなどの無慈悲で凶悪な存在に設定した、アメリカ軍の自画自賛の印象が強く、何故その敵がいつまでも消滅せずに存在し続けられるのか、自分たちの闘いは本当に世界に自由と平和をもたらすのかなどの問いかけはなく、深みはあまり感じられない。
ミリタリーマニアの人にはいいのかも知れないが、自分には少し物足りなさが残った。
クリア、できない恐怖。
現役隊員をメインキャストに起用し、火器兵器も全て本物。
…じゃあこれ、ドキュメンタリーじゃないの?と思ったら、
しっかりと脚本があって、一応ドラマ仕立て。
これつまり、彼らの戦闘シーンだけでは内情が不明なので
私生活も盛り込んでみた、っていうことなのだろうか。
日夜生命ギリギリのところで作戦を遂行している彼らにだって、
家族がいるし、よき父親だったりしているわけだ。
大尉と副長が冗談を交えて普通に会話をしているシーン。。
(この演技が上手いかヘタかはおいといて^^;)
出発前日に家族同士でバーベキューをして楽しむシーン。。
彼らとて、まったく普通の人間であり、仕事以外ではこんな
顔もしているんだよ…というのを見せたかったんだと思う。
この演出が、戦闘シーンと交互に挿入されるので、
いま私が観ているこの演技は本物なのか?どっちだ?なんて
いちいち考えてしまうこともあったが^^;作戦遂行中の映像は
息を飲んで身構えするほど力が入っていたので気にならず。。
地味に静かに正確に、彼らは敵を一人ずつ撃ち殺していく。
大激戦になれば負傷し、命を落とす隊員もいる。
国家の為、平和の為、と思えば辛いが、これだけの殺し合いを
見せられていると、敵も味方もワケが分からなくなってくる。
なんで人間同士が、こんなことやってるんだ!?としか思えない。
彼らの任務は正当だとしても、
当たり前のように殺し殺されていく映像をずっと観るのは過酷。
民間人がまったく犠牲になっていないわけではないのだ。
テロや戦争の事由を考えたらキリがないが、
今作では彼らの生きざまがよく描かれていたと思う。
用意周到に作戦を練り、遂行する。これで終わりかと思えば、
また次の作戦地へ赴くことがほとんど。テロの壊滅とはなんて
果てしない、(当たり前だけど)首謀者抹殺まで続くわけか…。
どこまでも続く脅威にまったく気を許せず、観ているこちら側も
まったく力を抜けない。
ミリタリーファンではないので、観るところが違うかもしれないが
リアルな戦闘とは、ハリウッド映画のズキューン!ドカン!とは
まったく違う。ドキドキハラハラはするが、爽快感なんか、ない。
人質が生きていたことが、隊員が命を落とさなかったことが、
せめてもの安堵になる。私は彼らの家族のように強くなれないな。
今作の出来がどうのということよりも、
これが現実だ。というのは観ておいた方がいいのだろうと思った。
安穏と暮らしている私などは、知っておかなきゃいけない現実だ。
(英雄になんてならなくていいから帰ってきて。そう祈ってしまう…)
最強なのは理解できる
かたやビン・ラディン殺害、かたやハリウッド映画の主演よ?
も~、これだけでSEALが最強部隊だってのがわかるわよね?
でも映画はちょい微妙かなぁ? 武器や戦術はモノホン、物語は実話ベースの創作だ
そうだけど、状況が極まってくると本物らしく手持ちカメラに切り替わり、チマチマ
とした見難い画面に落ち着くのがねぇ…ちょっと。
仲間の絆を描くパートも、なんか仰々しく挿入されるのよ。
でも、そこをわりかしうまく現役隊員が演ずるものだから別な意味で違和感があるの。
たぶん、この俗世間との間に生ずるチグハグ感そのものが、SEAL隊員を最強たらしめる
ゆえんなんだと思う。
いわゆる軍事・兵器マニアは存分に楽しめることうけあい。しかし、純粋な戦争映画
好きの方は、やや不満が残る作品になるかも。
プロパガンダ映画かも知れないけれど
物語展開もカメラ回しも含めて『コール・オブ・デューティ』
実写版みたいな勢いのド迫力軍事アクション!
……ぬぁんて例えを言ってもね、ゲームの話をしても大抵の人はピンと来ないっすよね。
映画の話をしましょう映画の話を。
ホンモノの海兵隊が主演をこなし、実際に映画内での作戦も立案したという本作。
流石はプロ。
銃捌き、気迫ある表情、指先での意志疎通など、その軍事行動のリアリティたるや凄まじい。
なかでも序盤のパラシュート降下後、
敵の気配を確かめる為に森の中でじっと息を潜める場面にゾッとした。
つい10分前まで冗談を言い合っていた連中が、
一言も発さず、金属のように硬く冷たい表情で暗いジャングルに佇んでいる。
ああ、これが人殺しも辞さない者達の表情なのか。
極論を言ってしまえば、
彼等の正確無比なアート・オブ・ウォー(殺しの技法)なんて必要無い世の中が一番ですよ。
けど正直、それは人類が続く限り存在し続けるのだろうと言うある種の諦念。
背負いたくもない人の咎(とが)を敢えて背負っているのが彼等なのだと思う。
ま、ぶっちゃけ米軍のプロパガンダ的な要素を多分に含んだ映画だとは思う。
最後のナレーションも「さあ軍に入って国を守ろう!」という風にしか聞こえず、
その宣伝の“臭い”が鼻に付いた。
だが、大事な人々の為に命を賭して戦い続ける人々には敬意を払わずにいられない。
国を守る事とは、その国に住む家族を守る事。
愛する家族への想い、家族を持つ仲間への想い。
映画で描かれた彼等の想いに嘘偽りは無いと僕は思う。
偽りがあるとすれば、それは彼等を手駒として使う連中の側を探した方が早い。
不満点は、物語展開が愚直なまでにストレートである故、
アクションは凄まじい迫力だが、中盤以降で激しく中弛みを感じてしまう点。
(序盤のカーチェイスが活劇としてのピークだったかな)
そして、同じく彼等なりの論理で正義を成そうとするテロリストが
ステレオタイプな悪党にしか映らなかった点。
まあ一般市民を言葉巧みに操り自爆させる連中に正義もクソもあるかと激怒は覚えるし、
米軍のPR的映画でテロリストに同情的な視点を設ける訳も無いのだが、
それでももう少し造形に深みと現実味のある敵が欲しかった。
あと、主人公の方々は本業の役者では無いので、演技は……
ええ……まあ……うん……そこは大目に見ましょうという事で(笑)。
<2012/6/24鑑賞>
ガチンコファーストパーソンシューティング!!!!
燃えますね!!!!
これで燃えない男なんていないでしょ?てぐらいに燃えましたよ。
内容はフィクションなんだけど作戦や任務遂行の過程は米海軍特殊部隊がやってることと同じなんですよね?つまりは仮想訓練?シミュレーションみたいな。
そういうこと踏まえて観るとかなり興奮しますよ。
彼らの立つ最前線を目の前のスクリーンで体感出来る贅沢さというか、要所で多様される一人称視点の銃ぶっ放し映像で自分が敵地に潜り込んだかの様な錯覚まで覚えて。
中盤から後半に掛けてのドンパチはもう贅沢過ぎる!!!!!
これがほぼ嘘じゃないってんだから!!!!!生々しい!!!!!
だからこその、ていうか。
あの、お涙頂戴チックな物語展開はちょっと蛇足だった気がします。
人物紹介もそこそこにしちゃってさっさと作戦に移行してもらった方が、自分的には良かった。
極端なこと云えば、この映画に於いてはストーリー取っ払ってもいいぐらい。
まつまりはそんだけアクションが素晴らしかった、てことなんですけどもね。
そういうストーリー的な部分を差っ引いたにしても満足度の方が高いですし。
是非!スクリーンで観ることをオススメします!
世界平和?
実在する米軍の特殊部隊の事実を基にした作品らしい。
確かに戦闘シーンは、他の派手な娯楽作品を凌駕する緊張感がある。
ドキュメンタリーの様な構成とカメラワークも、それを一層高めている。
余計な演出をしていないのが、この映画の特徴なのだろう。
しかし、これは戦争映画である。
「世界平和は家族の絆から」と、この映画の宣伝の為に訳の分からん事を言っているものがあったが、この映画のどこに家族の『絆』が描かれているのだ?
確かに、家族を残して祖国の為に働く(戦う)行為には頭が下がるが、それを頭から肯定していいのだろうか?
何故このような状況(世界が)になってしまったのか、彼ら(敵)は何を求め、何故そのような行動に出るのか、戦闘以外に解決策はなかったのか、そもそもこういう現状を作ってしまったのはどこの国なのか。
そういった洞察があまりにもなさ過ぎる。
そして最後には、「祖国のために勇気を持って戦った英雄」として締めくくられる。
命を賭して戦ったのは確かだが、それは誰の為なのだ?
家族の為? 本当か? 国を動かす少数の者が口にする方便ではないのか?
個人の行為としては尊いものでも、国としては愚かな過ちでしかないと思うのだが。
それを、こんな風に美化していいものだろうか。
この映画には、背景や、軍の上層部などは一切出てこず、一兵卒の非日常を描いている。それならば、彼らの生き様をもっと物語として描くべきではないか? これがドキュメンタリーなら、まだ受け入れられるが、もっと単純な娯楽作品であれば結構だが、これでは戦争を鼓舞する映画でしかない。
関わった方々には申し訳ないが、何故このようなものを作らなければいけないのか、製作者の良識を疑ってしまう。
観賞後、ゾッとしてしまった。
家族への愛とチームの絆
目線や仕草で、命の掛かる現場での行動がぴたりと決まる。子供の誕生を待ち望む大尉とそれを軽く広く宣伝する副官。索敵と狙撃。マイキーが息をしてない!マイキーの脈がない!マイキーが起きた!人質奪還後の撤収中の呼びかけにほっとした。強いつながりとチームワークを最後まで見せてくれると思っていた。手榴弾を体で止めた大尉と、撃たれて意識朦朧の中でも仕留める為狙う副官。生まれた「彼」への詩が寛容で忘れがたい。
本物だからこそのつまらなさ
ビンラディン殺害作戦も実行した米海軍の特殊部隊「ネイビーシールズ」を描いた作品。
以前チャーリー・シーンでも映画化されたが、今回のキャストは実際に軍に従事する兵士が出演している。つまり「本物」ということ。
しかし物語自体はフィクションで本気で戦ってるわけじゃない。結局作り物となると正直内容は甘い。
確かにネイビーシールズの戦闘力は凄い。ただこうして映画で見てみると、今どきの派手なアクション映画に比べても特に秀でた部分はない。
ストーリーも面白くない。テロに手を染めた敵や、家族を愛する味方兵、どちらの背景も深くは描かれておらず、単にミッションを遂行しているだけの印象。
下手に事実っぽさをアピールするためかカメラワークも雑。
ぶっちゃけCG満載の戦争映画見た方が迫力は上。
最高
飾り立てずに特殊部隊の本質を描く作品
観終わっての第一印象は「SEALs版ハートロッカー」です。
Navy SEALsという特殊部隊に身を置く男たちの姿を、無駄に飾り立てず“抜き身”のまま描いた──といった印象を作品全体から感じました。
作戦行動中などは派手な銃撃戦もありますが、あくまでリアルに迫る緊張感を伴ったもので、エンタメ系作品のそれとは一線を画しており、作品の本質とのバランスはよくとれていると思います。
精鋭部隊の隊員といえどひとりの人間であり、家へ帰れば家族が待っているわけで、心の中には当然ながら思いやりや愛情といった人間らしい感情があるんですよね。
それでも任務遂行のためにはドライになって最善を尽くす姿が、軍人の厳しさと崇高さを物語っています。
終盤には、いかにも「あぁ、アメリカ(≒キリスト教の国)らしいな」と思わせるシーンがありますが、それもまた彼らの本質なのだろうと感じます。
この作品は、前述のリアルに迫る緊張感たっぷりの作戦行動と、隊員一人ひとりの人間らしさという2つを軸に描かれています。
そして、全体を通じて「戦争とは?平和とは?」を押し付けることなく考えさせられ、見応えのある良作に仕上がっています。オススメです。
マニアック
戦場で戦う兵士たちを主点としたドキュメンタリーのような映画です、CG、ストーリーに細かな工夫は無く、兵士たちの戦う姿、任務を描いた作品です、そのため、兵士たちにしかわからない暗号、呼び方、戦術等があり、それぞれが何を意味するかはわからない人が多いと思います。この作品の一番の売りは海軍特殊部隊の全面協力で、現役隊員が出演していることです、劇中に出てくる戦術、装備、作戦は監督からの指示で「このような場合どうするのか、どう作戦をたてるのか、どんな装備で行くか」という事を全て現役隊員達にまかせたんです、なので実際この映画は兵士たちが作った作品に近いのです。ミリタリー好きの私にとっては勉強になり、そして面白かったです、戦場へ行く兵士たちの感情もよく現れていてストーリーのテンポもよく、良い映画だと私は思います。
善し悪し
アメリカ海軍 特殊部隊・ネイビーシールズの精鋭たちが、誘拐されたCIA捜査官の救出作戦にのり出して…と ストーリーは始まります。
この作品のいちばんの売りは 米軍全面協力のもと、現役兵士たちも撮影に参加していること。 今まで見てきた戦闘ものの作品や 兵役・軍人の姿を描いたものとは明らかにレベルがちがいます。 無駄な動きが一切なく、常に緊張感を感じながら ターゲットへ近づいていく姿。 武器の扱い(構え方)も、暗号や手話のような会話も ベテラン俳優たちが演じるそれより説得力があります。 その中でも印象に残ったのは、任務につくと同時に無口になり 感情を殺す兵士たち。 それが命がけであることを 言葉なく語っていて圧倒されました。 プレビューにある池を進むシーンは 圧巻です。
撮影方法や効果音など、臨場感が得られる演出が多いですが エンターテイメントとして見ると どうもマニアックさが目につきます。 例えば ビデオゲームをする感覚で見れば ある程度入り込める世界でしょうけれど、観客の立場から言えば 救出作戦に忠実に沿うあまり、映画というより 兵士の教育ビデオのような印象を受けるのです。 過激な(血生臭い)シーンもある中、その無駄のない動きが逆に 安心してしまう欠点も否めません。
日本国内では 東日本大震災の復興から一年経ち、自然災害の爪跡に苦しむ方々が 大勢いらっしゃいますが 世界に目を向けるとそこには 9・11のテロ事件以来、悪の陰謀を捨てずに増えるテロリストと戦う人々がいます。 どちらも風化させてはいけない・忘れてはいけない出来事ですし、決して 他人事ではなく 身近に起こりえるのだと身につまされる思いです。
万人にはウケないなと思いつつ、『世界侵略:ロサンゼルス決戦』より良かった3.5と、軍事やテロ対策について考えさせられる+0.5で(ちょっと過大評価気味の)トータル4.0。 “男・映画”です。
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