劇場公開日 2013年9月27日

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「ビデオに映る父親が哀しい」クロニクル グッドラックさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ビデオに映る父親が哀しい

2013年12月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

観て良かったです。なんとなくあらすじは知っていたのだけど、時代に添った見せ方で、すっかり見入ってしまいました。

突然、特殊能力を持った高校生たち。その中の一人、アンドリュー愛用のビデオカメラ映像を中心にストーリーが展開します。幼ささえ感じるほど若くて視野の限定された心情をダイレクトに伝え、とても効果的だったと思います。

特にビデオに映る酒浸りの父親が、親子の関係を露わにしていて哀しかったです。演じるマイケル・ケリーの濃い顔をもっても表情が判らない、理解することもされることも拒絶した視点。

アンドリューを演じたデイン・デハーン、写真で見るよりずっとレオナルド・ディカプリオ似でした。痛いような孤独を演じてとても良かったです。

グッドラック