劇場公開日 2012年12月15日

「まさしく、少年漫画でした」ONE PIECE FILM Z かがりさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5まさしく、少年漫画でした

2013年1月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

バトルシーンは圧巻の迫力。作画は原作ファンも大満足の出来だと思う。

ストーリーは単純明快です。結末も大抵の大人は最初から予測できる。でも観終わって、それに不満を感じなかった。
Zのやろうとしてることはむちゃくちゃで、そうなった理由は納得できる気もするけど、でも普通にオトナだったらそこまでしないよ、我慢するよ。でもZは思うとおりにやった。思うとおりに、自分が子供のころあこがれた姿として死んだ。
単純だなぁと思うけど、Zと同じように私たちは現実にはできないから、物語やキャラクターに仮託する。思うとおりにやってみせるルフィたちを応援したくなる。
現実には絶対に不可能、だからこそ。
それが、作者の考える少年漫画、なのだろう。その意志をよく再現していると思う。

中田ヤスタカ氏作曲のオープニングは鳥肌ものでした。他の音楽もよかった。How you remind me はニッケルバック本家のものを元々知っていたが、Zの哀愁を表現するのによく合っていたと思う。

原作を読んでいないと、キャラクターの相関関係などがわからず十分楽しめないという点でのみ(これは致し方ないが)減点させていただきました。

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かがり