劇場公開日 2012年4月21日

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「一癖ある武侠映画。」捜査官X りりーさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5一癖ある武侠映画。

2012年4月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

相変わらず、邦題には違和感ありです。

とある小さな村で起こった強盗殺人事件。
強盗を犯した犯人を殺してしまったことから、捜査官に目をつけられてしまった男リウ・ジンシー。

頭脳明晰、医学の知識をも持つ捜査官シュウに金城武。
どこか飄々としていて、つかみどころのない男を好演。
彼には、こういう役が似合っていると思う。

謎の男リウには、ドニー・イェン。
普通の村人の時と、戦う時の彼とは、大違い。
身にまとう≪気≫が、瞬時に変わる。
お見事。

また、リウの妻役のタン・ウェイもお見事。

ミステリーの謎解きも面白いし、リウの素性にも興味津々。
ストーリー運びが良い。

アクションは、さすがのドニー。
妥協をしない彼らしい、素晴らしいアクションの連続。
あの体でのアクションは、大変だっただろうな~と思うが、そんなことは微塵も感じさせない。

ジミー・ウォンとの一騎打ちは、見ごたえ十分。
ジミーの≪悪い奴オーラ≫は、すごいね。
見ているだけで、ゾッとする。

ちょっと癖のある作品ながら、リウとシュウのコンビは中々良い。

グロい映像もあり。

美しい村の風景は、必見。
家の2階で、牛が寝ているなんて・・・!

りりー