「作家の視点が正直な感じ」希望の国 cocorinさんの映画レビュー(感想・評価)
作家の視点が正直な感じ
原発事故が起こってから、
随分早い時期に公開されたように思います。
事故後、すぐに映画化しようとされたのだと思いました。
現地での取材をしっかりされていたようですが、
映画自体は後半から、
少しファンタジーが入っているように思いました。
それは、私にはこの監督さんがしっかりと被災した方達と
向き合った結果だと感じました。
言葉やストーリーでは表せ切れないなにかを表現するには、
ファンタジー的な方向に行かなければならなかったように思いました。
ドキュメンタリーでも描けない、ニュースでも表せ切れないものが
詩のような表現になったように感じました。
ひとりの作家さんの視点としてとても正直で、真正面な映画だと思います。
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